【川崎朋子さんインタビュー】 トップ営業マン、専業主婦を経て企業の未来の稼ぎ方を一緒に作る中小企業診断士へ

【川崎朋子さんインタビュー】 トップ営業マン、専業主婦を経て企業の未来の稼ぎ方を一緒に作る中小企業診断士へ

【第3回 経営者と2人3脚で黒字へ導く】
過去の記事:第1回第2回

【川崎朋子さんインタビュー】

2015年度に中小企業診断士試験合格、2016年4月に独立開業した川崎朋子さん。外資系製薬会社のMRで5時間の育児短時間勤務ながらトップの営業成績を獲得。その後8年間の専業主婦生活を経て中小企業診断士へ。そんな異色の経歴をもつ川崎さんの仕事への想いを伺います。

成果が見えることの喜び

――企業向け支援をしていて一番楽しいことは何ですか。

売上UP、黒字化など具体的成果が出た時が何よりも嬉しいですね。

以前、先代と若旦那が営むお蕎麦屋さんを支援した際、色々改善すべき点があったのですが、先代は店が変わる事へ抵抗感がありました。

それでも、ちょっとしたアドバイスで売上が上がれば、改革して頂けるだろうと考え、店内の西洋画に目をつけました。お蕎麦屋さんなのに西洋画を壁一面に飾っていたのですね。そこで「どんなに素敵な物でも、和服(蕎麦屋)にスニーカー(西洋画)は合いませんよ」と伝え、代わりに季節の一押しメニューを一つだけ毛筆で書いて貼るよう伝えたところ、売上UPしました。

以降、アドバイスを積極的に実行頂き、40分待ちの日もある人気店になりました。先代と久しぶりにお会いした際に、照れくさそうな笑顔で「先生のお陰です」と感謝された際は、感無量でした。中小企業診断士は結果を出してこその仕事だとも感じました。

企業の未来の稼ぎ方を一緒に作りたい

――中小企業診断士の仕事を一言で表すと何だと思いますか。

企業様の未来の稼ぎ方を一緒に作ることだと思います。経営者自らやる気になって頂くことが大事ですね。

開業時の資金繰りから事業拡大時の雇用や事業所探しまで支援し、純利益も出した建築会社の経営者から、「やるべきことを一緒に考えてくれて押し付けないところがいい」と言われたことが心に残っています。

――今後はどんなお仕事に注力していきたいですか。

企業様からの直接受託を増やせるよう頑張りたいと思っています。公的機関からの受託の場合は支援期間等が制限されるため、実行フェーズまでしっかり寄り添えず、もどかしい思いをすることもあります。直接受託の場合は実行までしっかり入り、時には営業にも同行しています。得意とするマーケティングや営業スキルを強みに企業様の未来の稼ぎ方を一緒に作っていきたいです。

地引 智美

地引 智美 取材の匠メンバー、中小企業診断士

大学卒業後、IT企業に入社。入社後は法人営業に従事し、大手企業向けにシステム導入提案、導入後フォローアップ、ビジネスデザイン支援を実施。現在は同社の経営スタッフとして事業戦略策定に携わる。2019年に中小企業診断士登録し、パラレルキャリアを歩み始める。

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