【古澤登志美さんインタビュー】 最大限に応えることが信頼を作る

【古澤登志美さんインタビュー】 最大限に応えることが信頼を作る

【第1回 事業を拡げてくれた中小企業診断士】

【古澤登志美さんインタビュー】

2001年にITサポ―ト業を起業し,2016年に中小企業診断士を受験された古澤さん。中小企業診断士という資格を知ったのは,事業者向けセミナーでの出会いからでした。

中小企業診断士は経験と知識を繋げる資格

――ご自身で事業を行う中,中小企業診断士を受験されたきっかけを教えてください。

個人のお客様だけでなく法人のお客様も増え,事業規模が拡大していた時期で,経営に関わるセミナーによく行っていました。その中のある講師の方を見て,「こんな人がコンサルタントについてくれたら」と思いました。そこでいただいた名刺に中小企業診断士とあって,これはどんな資格なんだろうと調べ始めたら,それまで自分に足りないと思っていた部分を補完してくれる資格なのではと感じたんです。

――中小企業診断士の知識や魅力がご自身の事業の状況と合致したんですね。

そうですね。同時に,これまで自分がやっていたことが間違っていなかったという自信にもなりました。

受験を決める前に,ペット関連ビジネスの創業のお手伝いをしたことがありました。当初はHPや販促物作成の依頼だったのですが,ご相談をいただくうちに「単にHPや販促物を作るだけでは駄目なのでは」と感じるようになりました。そこで,出過ぎた真似ではないかと思いつつも「もっとここを強化して,この方向性でサービスを前面に打ち出しませんか」と提案し,実際その提案通りにHPを作らせていただきました。

事業者様ご自身ではなかなか気づかない視点を提示できたと感じたその時の経験が,中小企業診断士の勉強をしていく中で得た差別化の知識とも繋がっていき,中小企業診断士は私がやりたかった,事業継続の力になるという役割に通じると感じました。

新たなネットワークに支えられて

――資格取得前後でご自身に変化はありましたか。

新しいネットワークが出来たことが大きな変化ですね。勉強仲間もそうですし,もともと一匹狼的に仕事をしていて,高学歴であったり,大手企業に勤めていたというわけではなかったので,特に実感が大きかったです。中小企業診断士同士のプロジェクトチームでご一緒させていただいた方々をはじめ,関わる人が増えて,そのおかげで日々成長しているなと実感できますし,そこから新しい仕事に繋がっていくことも多いです。

加茂 多恵 取材の匠メンバー,中小企業診断士

立ち飲み居酒屋から二つ星レストランまで,様々な飲食店を経験すること10年以上。HACCPやJGAPなど食の安全や,企画から現場運営まで店舗経営の総合的な見識を持つ。

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