【山本利映さんインタビュー】 誰もがイキイキと活躍できる社会を実現したい

【山本利映さんインタビュー】 誰もがイキイキと活躍できる社会を実現したい

【第1回 常に全力投球!】

【山本利映さんインタビュー】

山本利映さんは、働きながら子育てをする女性の環境改善に取り組み始めたことをきっかけに、持続可能な社会のあり方に関心を持ち始めました。現在は、中小企業診断士として事業者の支援を通じて、「みんなが、イキイキと活躍できる社会」の実現に取り組んでいます。

目の前の難題を放っておけない

――現在活動状況を教えてください。

個人事務所を立ち上げて3年目になります。当初は、友人のビジネスをサポートすることで経験と実績を積みつつ、事業者さんと直接お仕事をするスタイルが多かったのですが、徐々に公的な仕事の比率が増えてきています。今は、中小基盤整備機構のお仕事と豊中商工会議所での窓口相談業務などの公的な仕事やセミナー・研修などをメインの活動としています。これ以外にも、経営サポート事業という信用保証協会から事業者さんに対して派遣されて診断助言を行うお仕事なども受託しています。

――経営サポート事業といえば、訪問回数が設定されている専門家派遣事業ですよね?

私の意識としては、事業者さんの課題解決を受託して取り組んでいましたので、「4回行ったら、ハイ終わり」と言うのではなく、個別コンサルティングと位置付けて、「いかに高い成果を提供できるか」にこだわってやっています。

例えば飲食店さんのケースでは、覆面調査のために顧客として訪問し、それをオーナーさんにレポートしたり、近隣の競合店にも調査のための食事をしに行ったりするなど、決められた枠にとらわれずに、事業者さんのためになることをできる限りやろうと考えて取り組んでいます。

昨年は20社程度の支援を担当しており、一時期は、3~4社くらいのコンサルを並行して進めていましたので、かなり大変でした。しかし、業種も規模も違うさまざまなタイプの経営者の支援をすることで、今まで知らなかった知識に触れたり経験を積んだりすることができましたし、また、ひとりの人間としても学ぶことが多かったです。

――中小企業診断士資格取得のきっかけを教えてください。

勤めていた会社を退職し、海外に留学をしたり、帰国後は語学を活かせる仕事に転職したりと、精力的に活動していました。その後、結婚を機に再度転職したのち、出産・育児を経験したのですが、その時に感じた大変さが、資格取得のきっかけです。

子どもを授かって育てることも、社会に出て働くこともそれほど特別なことではない日常なのに、その二つが同時に起こることで女性にも男性にも大きな負担が生まれるのです。これはなんとかしなければ・・・。と強く感じました。

山本 哲也

山本 哲也 取材の匠メンバー,中小企業診断士

日本で最も早くフランチャイズチェーンシステムを取り入れ普及させたフランチャイザーに1989年から勤務。長年,清掃衛生管理グループに所属し,清掃スタッフを皮切りに,全国のフランチャイズ店の育成・指導,事業計画の策定,新規事業開発,法人営業などを経験してきた。“リーダーの能力を超える事業成長はない”と考え,人の成長ありきの支援を実施。趣味は,アウトドア全般と飲み歩き。とにかくじっとしていられないひと。

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