【青木陽さんインタビュー】企業内診断士が活躍するために大切にしたいこと

【青木陽さんインタビュー】企業内診断士が活躍するために大切にしたいこと

【第1回 企業内診断士として輝きを放つ】

【青木陽さんインタビュー】

愛知県の企業内診断士として6年目の青木陽さんに、活躍する診断士の人物像についてお話を伺いました。そこには、忘れがちであるがゆえに、本当に大切にしたいことがありました。3回の連載を通じ,青木さんから活躍する診断士になる秘訣を聞き出していきます。

資格取得は、自分の経験を体系化して学ぶ手段

現在の活動内容を教えていただけますか?

本業ではカード会社に勤め、改正割賦販売法対応の事務局をしています。全国の加盟店さんの電子決済への切替えをサポートし、同時にカード会社としての作業管理をしないといけないので多忙を極めています。一方で、中小企業診断士としては、企業再生研究会など、いくつかの研究会で活動しています。また、地元の販売士協会の理事長として「創立5周年記念式典」を2019年に開催しました。これまでお世話になった協会の方々にも名古屋にお越しいただき、絆が深まりました。

販売士など多方面で資格を取得されているのはなぜでしょうか?

仕事で経験したことを見える化するために、資格を取得するように努めています。資格を取るのが目的ではありません。あくまで、やってきたことの棚卸として体系的に知識を取得するためです。その中でも、会社の設立に関与し、全体戦略から機能別戦略まで経験したことから中小企業診断士を取得しようと思いました。具体的に言いますと、電子マネーの決済処理センターの立ち上げに関与しました。日本で初めてシンクライアント型の端末を実現し、端末価格の低減や多機能化に貢献できました。実現したいことに対して、実験を重ね、出資者を説得していく過程は大変でしたが、学びも多く様々な人とのつながりができました。

フェードアウトせずに継続することが大切

いろいろなご経験のなかから見て、成功していく人になにか特徴がありますか?

得意技を持っている人は多くいます。ただ、必要なことはそれだけではありません。一番重要なのは強みを生かして継続して動くことだと思います。

例えば、研究会には新人の方が入ってきます。最初は頑張っているのですが、フェードアウトしてしまう人が結構います。ただ、他で動いていれば問題ありません。動いていればいろいろなところから名前が聞こえてきます。活躍しているとわかると安心します。

加藤 智康

加藤 智康 取材の匠メンバー、中小企業診断士

愛知県出身。製造業の会社に入社以来、情報システム部門で社内SEとして社内システム企画に従事。2018年に中小企業診断士登録後は、地元の商店街支援を目標に活動中。

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