【中田紀夫さんインタビュー】 グローバルな視野と成長の視点で、丁寧かつ親身な診断・助言に徹する

【中田紀夫さんインタビュー】 グローバルな視野と成長の視点で、丁寧かつ親身な診断・助言に徹する

【第2回 合格へのターニングポイント】
過去の記事:第1回

【中田紀夫さんインタビュー】

合格まで8年の受験生活を経験した中田さん。第2回では、受験時代の失敗談や合格の秘訣をお聞きしました。

受験生の苦しみ

――受験生時代で辛かったことはなんですか。

2014年からの3年間、1次試験で不合格となり、2次試験を受験できなかったことです。科目合格制度を利用して3科目を受験しましたが、毎年1科目だけ合格できなかったのです。翌年には既に合格していた科目の合格期限が切れてしまい、また3科目受験するということを繰り返しました。この時は本当に辛かったです。

これから受験する方には、最低でも5科目は受験することをお勧めします。科目毎の難易度は、受験年により変化します。そのため、3科目だけの受験だと平均60点以上取るのが難しいのですが、5科目受験すれば、難易度の変化を吸収できます。先に苦手な2科目を合格しておくと、さらに安心感が増しますね。

――途中で諦めようと思いませんでしたか。

不合格になった直後、時々ですがやはり諦めそうになりました。これをまた来年やるのか、とね。でも私は一回やると決めたらやるタイプ。最後は意地でした。ここでやめてしまったら、一生受からない。それで良いのかという気持ちです。また、心のどこかに妻や子供に結果を出した姿を見せたい、という思いもありました。

勉強法にせまる

――効果のあった勉強方法を教えて下さい。

過去問に尽きます。100点を取る必要は無いので、他の受験生が取る問題は取る、難しい問題は深追いしないことを意識して勉強しました。落としてはいけない問題を確実に正確できるよう、何度も繰り返し勉強することをお勧めします。

2次筆記試験については、模範解答が発表されないため、何が正解かわからない難しさがあります。そこで活用したのが「ふぞろいな合格答案」です。合格者の多くが使った切り口やキーワード、視点が、自分の答案に盛り込めているかを確認し、どうすれば盛り込めるのかを分析し習得していきました。

――受験生活が長期に渡ってしまった要因は何ですか。

これは難しいですが、本当に合格したいと思う気持ちが足りなかったのかも知れません。そう思うためには、合格後にどういう診断士になりたいのか、診断士になった後のビジョンを持つ必要があるのではないでしょうか。

どうすれば合格できるのか

――2次筆記試験に合格できた最大の要因を教えて下さい。

合格年の前年に受験校に通学できたことです。通学したいと妻に打ち明けた時、「いいよ」といってくれました。とても嬉しかったですね。反対されるだろうと思っていたのですが、合格へのターニングポイントになった受験校への通学を許してくれた妻には、本当に感謝しています。

――合格へのターニングポイントとは何ですか。詳しく教えて下さい。

受験校が推奨する解法への変更です。それ以前は、問題を国語的に解いてしまっていました。それでもある程度の点数が取れていましたが、合格には至りませんでした。

受験校の解法では、社長の思いを重視しつつ、1次試験で培った知識を散りばめながら、体系立てて解答を組み立てます。まさに中小企業診断士が実務で行う、まず現状の分析、診断をして、それから助言をする時のアプローチです。この考え方が私の腹に落ちました。

それからは、2次筆記試験を本当の診断・助言業務であると想定し、「グローバルな視野と成長の視点で、丁寧かつ親身な診断・助言に徹し、未来を描く創業・経営革新 支援を展開する」ということを理念に掲げ、理念に沿って解答することを心がけました。

赤城 正孝

赤城 正孝 取材の匠メンバー、中小企業診断士

独立診断士。製造業や医業に向け、ITの知識を活かした業務改善支援を中心に活動中。1980年福島県生まれ。茨城大学理学部卒業。受託開発ソフトウェア企業に勤務し、システムエンジニアとして自治体や通信業向けのシステム開発に従事。製造業へ転職し、社内システムの運用・保守を経験後、生産管理部門へ異動。生産・外注管理業務を担当した後、管理職として生産管理システムを刷新。2020年5月中小企業診

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