【大高努さんインタビュー】 現場で活きる力を養う~実践力を重視した養成課程という選択~

【大高努さんインタビュー】 現場で活きる力を養う~実践力を重視した養成課程という選択~

【第3回 自分も手を動かし伴走する】
過去の記事:第1回第2回

【大高努さんインタビュー】

お仕事をしながら養成課程に通われ2019年に中小企業診断士登録をされた大高努さん。第3回は、養成課程の実情、そして今後の診断士活動の展望についてお伺いします。

養成課程の実情

――お話を伺い養成課程はとても魅力的に感じますが、逆に養成課程のデメリットはありますか?

一番はお金ですね(笑)。あとは、24人制なので良くも悪くもそれぞれの力量が見えてしまいます。私は5回目の実習時にリーダーを務めましたが、各メンバーの個性を把握しているので役割分担やフォーメーション作りが容易でした。誰かがミスをしても、他のメンバーでカバーが出来てしまいます。先輩からは「リアルの現場では多くても2~3人のメンバーで診断を進めることが普通であり、8人で診断することは無い。養成課程で培ったノウハウが全てそのまま活きるわけでは無い。」と言われました。

――途中で脱落する方はいらっしゃるのでしょうか?

基本的にはいません。養成課程への入学時の倍率は3倍程度あったようですが、入学できればよほど出来が悪かったり、出席日数等の前提基準を満たさないということが無い限りは学校側も落とすことは無いと思います。ただし養成課程の運営団体によっても基準は変わるそうなので、入学を検討する際には条件をよく確認した方が良いと思います。

――24人の同期とは今でも交流があるのですか?

グループラインがあっていまだにやりとりしていますね。その中で独立している人は8人です。元々独立している状態で入学されている方もいました。また、入学後に独立した方も1人います。大きな費用をかけて入学しているので、基本的に皆独立志向で、資格を取って満足してしまう方はあまりいないと思います。

今後の展望について

――資格取得後どのように資格を活かしていますか?

現在所属している会社は中堅・中小企業向けのデジタル支援をしていますので、資格を活かせる場面も多々あります。会社で取り組んでいないような補助金の支援などの相談もいただいています。

――中小企業診断士としての活動を開始されている中で、以前と何か考え方が変わったことはありますか?

中小企業診断士になってからというよりも養成課程にいるときから感じていることなのですが、実務実習で総合診断をしていると、「ネットによる支援というのは解決策の一つでしかない」「営業面だけテコ入れしてもしょうがない」等、色々と気付きが出てくるようになりました。また、実際に総合診断をしている時の方が楽しくて、やはりトータルで企業に関わる方が面白いなと認識したのは新たな気付きですし、欲が出て色々なことに挑戦したいと思うようになりました。機会があれば、事業承継やM&A等に関わりたいと思います。まさに私が目指す中小企業の課題の解決策ですし、自分が関わることで救われる企業があれば嬉しいと考えています。

――独立志向とのことですが、今後の働き方に対するイメージはありますでしょうか?

中小企業診断士になったからといって、すぐに仕事があるわけではないのですが、会社には副業申請をしていますので、可能な限り診断士業務の割合を多くしていき、新しい働き方を模索したいですね。

――大高さんの目指す理想の診断士像を教えて下さい。

自分がこれまで関わってきたインターネットを活用した販路開拓という得意領域の軸はぶらさないようにしていきたいと考えています。ただそれだけではもっと専門的な人がいますので、それ以外に自分にしかない軸を見つけないといけないと思います。それはこれから活動をしていく中で探していきたいと思います。

「伴走する」ということ、口だけ出すのではなく自分も手を動かします、という姿勢が自分のありたい姿なので、そこはぶらしたくないと思っています。

HARU

HARU 取材の匠メンバー、中小企業診断士(登録申請中)

茨城県出身。大学院卒業後、総合商社に入社。輸入業務/事業投資先管理/M&A/新規事業開発等幅広く経験。2019年中小企業診断士2次試験合格。子育て・仕事・中小企業診断士活動の両立を目標に活動中。

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