【大関仁さんインタビュー】 3回目の挑戦、7月からの最後の猛スパートで山を登りきる!

【大関仁さんインタビュー】 3回目の挑戦、7月からの最後の猛スパートで山を登りきる!

【第3回 もがき苦しんだ3度目の挑戦】
過去の記事:第1回第2回

【大関仁さんインタビュー】

2度目の2次試験も不合格となってしまった大関さん。どのように巻き返して合格を勝ち取ったのかを聞いてみました。

受験勉強再開はなんと7月

――1度目よりも2度目の点数が低かったのですか?

1度目が220点台、2度目は210点台でした。正直ショックでしたね。惨敗でした。長いトンネルというか、お先真っ暗な状態です。

それまでの試験は、知識を詰め込んで、なんとか合格してきました。この診断士試験も同じような詰め込み学習で対応できるだろう、と高を括っていたのかもしれないです。ただ、この診断士試験はその状況での適切な対応力が問われるような試験なんだということを思い知らされました。

――かなり落ち込みますね。

どうしたら合格できるのかよくわからない試験に、再チャレンジすることに気持ちが向きませんでした。

3度目は1次試験の2日目科目を受けなければならなかったのですが、試験勉強を本格的に始めたのは7月なんです。そこから必死になって詰め込みました。

――7月といえば直前期ではないですか。

はい。その年は仕事が忙しかったこともありましたが、気持ちの整理ができず、なかなかスイッチが入りませんでした。それでも、なんとかその年の1次試験を1マーク差で合格することができました。

自分流の音声学習を開始

――そこからどのように巻き返したのですか?

2次試験の本格的なスタートはストレート生と同じ8月からでした。それまでと勉強方法を大きく変えたわけではないですが、細切れの時間をうまく活用できないかと思い、「音声学習」を始めました。過去問の与件文・問題文・解答例を自分の声で録音し、ひたすら聴くという力技の学習方法です。

通勤時間や家事の最中など、すき間時間を探しては聴いていました。聴きながら、ここは強みだな、社長の想いだな、などとブツブツ呟いていました。傍目からは危ない人ですね(笑)。でも、それくらい追い込まれていたんです。

効果はいまでもよくわかりませんが、いつも試験のことを考えていられるという精神安定にはなりました。あとは事例毎の定石のストーリー展開やお約束の解答例が、この音声学習で頭に叩き込まれたのかもしれないです。

――その他、合格できた要因は考えられますか?

予備校の先生からは「試験対策をすればするほど深みにはまることがあるが、大関くんの場合、8月まで勉強をしておらず、距離を置けたことが逆によかったのかもしれない」と言われました。試験の本質から外れるようなテクニックには、深入りしないことが大切だと思います。

精神的にだいぶ追い詰められましたが、残された時間で何ができるかを考え、最後まで試験のことを考えている状態を作ったことがよかったのかなと思っています。

――距離をおいて客観的になれたこと、最後までストイックに取り組んだことの両方が大逆転につながったのかもしないですね。

山を登るまでのプロセスが大事

――最後に、これから診断士を目指す方にアドバイスをいただけますか?

診断士試験は学習範囲が広く、勉強をしたことが実際の仕事の場面で役立つことが多いので、試験の合否に関係なく仕事に活かすことができます。

ただ、山登りに例えるならば、山を登りきること(=合格まで頑張り続けること)で見えてくることもあります。山に登ったから見えたというよりも、山に登りきるために、もがき苦しむプロセスで得たものが多かったと思います。試行錯誤しましたが、行動に移したからこそ、軌道修正もでき、最終的に前に進めたのだと思います。

私も2度目の2次試験不合格の後、もう勉強を辞めようかと考えた時期もありましたが、資格を目指した目的を再確認し、やりきれてよかったです。途中で挫けそうになっても、これは誰もが通ってきた道だと思って、踏ん張ってみてください!

大高 努

大高 努 取材の匠メンバー、中小企業診断士

千葉県在住。ホームページ制作、SEO、オンラインショップ運営などデジタルマーケティングの世界に長く在籍し、中小企業の販路開拓を支援。2019年中小企業診断士登録後はデジタルマーケティングのみならず、補助金支援業務、雑誌の執筆活動や企業支援に携わる。

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