【安田雅哉さんインタビュー】 海外赴任を続けながら合格できた秘訣とは

【安田雅哉さんインタビュー】 海外赴任を続けながら合格できた秘訣とは

【第2回 工夫することと繰り返すことの大切さ】
過去の記事:第1回

【安田雅哉さんインタビュー】

2回目は、1次試験と2次試験の中でも安田さんが苦手だと語る事例4について、どのような対策を立てて試験に臨んだのかをうかがいました。

1次試験は独学。科目特性に応じた対策で乗り切る

――受験期間はどのくらいですか。

1次試験は2回、2次試験は4回受験しました。2次試験はやはり難しかったです。なかなかコツがつかめませんでした。

――受験勉強のために学校には通っていましたか。

1次試験は特に通いませんでした。1次試験で使用した教材は、TAC中小企業診断士講座のDVDです。1~2年前のDVDをなんとか7科目分入手して、使用していましたね。子供たちを塾に送迎するときなどに車を運転していたので、そういうときに繰り返し流して勉強しました。独学でしたが1次試験は2回受験して2回とも一発で合格できて良かったです。

――1次試験も難しいと思うのですが一発合格はすばらしいですね。効率よく勉強したということですか。

いいえ。2回ともぎりぎりで合格したので、効率はあまり良くなかったと思います。1回目は2016年、2回目は2018年、実は両方とも得点調整があった年なんです。それぞれ、経営情報システムと経営法務です。2回ともそのおかげもあって合格しました。自己採点では2回ともアウトだったのです。

――1次試験の勉強を開始したのはいつ頃ですか。

最初の受験が2016年でしたが、その時は確か3月から勉強を開始したと思います。

――割と遅いスタートだと思いますが間に合ったんですね。

はい。なんとか間に合いました。しかし、直前期は詰込みでした。8月の直前期は、夏休みで1週間の有給休暇を取得して、朝から晩までやっていました。それでなんとか間に合いました。

――ちなみに2016年の1次試験対策模試の結果はどうでしたか。

めちゃくちゃ悪かったです。経済学・経済政策は20点くらいだった気がします。財務・会計も40点くらい。比較的良かった運営管理でさえ60点くらいだったと思います。

――1次試験対策ではどんな工夫をしましたか。

計画を立てて実施したことだと思います。1次試験は大きく理解系科目と暗記系科目に分かれると思います。理解系科目は財務・会計や経済学・経済政策、暗記系科目は経営情報システムや中小企業経営・中小企業政策などです。まず理解系科目から開始しました。理解したうえで、ひたすら問題演習をこなして理解度を高めました。次に暗記系科目をひたすら詰め込みました。計画を立ててこれらのサイクルを繰り返しました。1次試験は時間をかけて対策すれば合格できると思います。できうる限り目一杯時間をかけて繰り返すことが大切だと思います。

不得意だった事例4を克服するためにやったこと

――2次試験の中で苦手科目はありましたか。

事例4が不得意でした。時間内に終わらないこと、簡単な計算問題でも計算が合わせられない、ということが課題でした。

――事例4を克服したコツを教えてください。

難しい問題は別にやらなくてもよくて、むしろ経営分析やNPVのような頻出論点を、確実に計算を合わせて答えを出せるようになれば、合格できるはずだ、ということに気づいたのです。それに気づくまでは、頻出論点でも得点できていませんでした。演習量が足りなかったためです。考え方はわかるのに、どうしても時間内に終わらない。正解に至るまでの回路が頭の中にできていなかったのです。それに気づいてから、薄い問題集を徹底的にやり込みました。最後まで事例4が得意にはなりませんでしたが、それでも合格年度の計算問題はほぼ合っていました。

山浦 直晃

山浦 直晃 取材の匠メンバー、中小企業診断士

神奈川県在住。都内信用組合の営業職を経て、情報システム会社へ転職。約15年間にわたりERPシステムの導入コンサルタントに従事した後、現在は経営企画業務を担当。2019年度に診断士登録し、東京都診断士協会中央支部に所属。趣味は読書・愛猫と戯れること。診断士活動と休日の過ごし方について摸索中。

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