【岡田直子さんインタビュー】 苦闘の先に見えたもの。対話を通してつかんだ合格。

【岡田直子さんインタビュー】 苦闘の先に見えたもの。対話を通してつかんだ合格。

【第1回 受験仲間との切磋琢磨】

【岡田直子さんインタビュー】

広告代理店で営業職として活躍されている岡田さん。ご夫婦ともに中小企業診断士で,一緒に受験を挑まれた異色の経歴をお持ちです。受験仲間と共に取り組まれた診断士受験についてお聞きしました。

覚悟に応えるために

――中小企業診断士受験のきっかけを教えてください。

クライアントさまから広告ではなく,経営戦略のご相談をいただいたことがきっかけでした。決算書を揃えて見せていただきましたが,数字からは何も言えなくて。他人に内情を見せるのは覚悟がいることだと思います。なのに,重要なものを見せていただいても応えることが出来ませんでした。

もう広告会社は広告だけをやっていれば良いわけではなく,コンサルタントの要素も必要だと分かってはいましたが,そのときリアルに体験しました。中小企業診断士の資格を取れば,今よりは確実に知識が増えて多面的に物事を判断できるし,診断して広告につなげることが出来るかな,というのが元々のきっかけでした。

ひとつの出会いから広がった仲間の輪

――2016年から勉強されて2019年に3回目の次試験で合格されていますね。

診断士の勉強を始めたのは2016年2月で中途半端な時期でした。仕事も忙しい中,半年で一気に7科目は追いつかないため,最初の年は科目合格を目指しました。

2016年の1次試験で科目合格,2017年に残りの科目を合格し,2次試験1回目を受験しましたが不合格。2018年は2次試験に専念しましたが不合格となり,2019年に1次試験からの振り出しに戻って,2次試験3回目で合格しました。

――1年目はどのように勉強されていましたか?

受験仲間と互いに切磋琢磨しつつ勉強していましたね。診断士資格は受かるまでに1,000時間の勉強が必要と言われますが,半年間で800から900時間といったペースで勉強していました。

――受験仲間は最初の予備校で知り合った方ですか?

そうです。1番初めに受験仲間になった女性は,受験予備校の飲み会で隣の席になり,合格への強いモチベーションが同じで意気投合しました。休みの日は区民館を借りて一緒に勉強して,土曜日は予備校に一緒に行きました。それを続けていると,似たような人たちが桃太郎みたいな感じで増えていって,すごく楽しかったのを覚えています。夫とも勉強会仲間として知り合いました。

自身のスタイルを模索した時期

――2017年の2次試験後はどうされましたか?

2次試験1年目は予備校の演習では上位なのに,本番ですごく緊張して不合格になったという感じでした。

さあ次どうするかというタイミングで,1番初めの受験仲間だった彼女に相談しました。先にストレート合格していた彼女からは,少し俯瞰して問題を見られるスタンスでいた方がいいよ,とのアドバイスをいただきました。

私は予備校のメソッドに忠実なスタンスでしたが,手詰まりになった時の対応力がなく,俯瞰して見られなくなりがちでした。彼女は一歩下がって,色々と良いなと思った手法を柔軟に取り入れていました。

ずっと一番近くにいた彼女の言葉が当時一番信じられましたね。

――それで別の予備校に移られたのですね。

その方がもう少し俯瞰してものを見られるかなと感じました。移った予備校は私に合っていて,演習の点数もどんどん上がりました。ただ頑張りすぎて,先生からは「このまま勉強するとこじれてしまうので1回ストップしましょう。」と提案がありました。でも自分の中では「頑張らなかったら不安だな」といった不思議な葛藤があって。今考えると、10月の2次試験時はピークから成績が下がり気味で,もうこじらせに入っていたのだろうと思います。なんとなく自分の中で迷いながら書くことが増えていました。

岡本 崇志

岡本 崇志 取材の匠メンバー,中小企業診断士

美大卒業後,長年映像制作に従事。演出,CGディレクション,CM・PV制作,プラネタリウム映像制作などを幅広く経験。2020年に中小企業診断士登録。映像制作と中小企業診断士の両輪で活動中。趣味は柴犬と写真。

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