【岡田直子さんインタビュー】 苦闘の先に見えたもの。対話を通してつかんだ合格。

【岡田直子さんインタビュー】 苦闘の先に見えたもの。対話を通してつかんだ合格。

【第3回 中小企業診断士としてのスタート】
過去の記事:第1回第2回

【岡田直子さんインタビュー】

2019年に2次試験に合格し,2020年5月に中小企業診断士登録をされた岡田さん。中小企業診断士としての,これからの展望についてお聞きしました。

実践の場へ

――2次試験の合格後はどう過ごされましたか。

合格して嬉しかったのですが,ずっとその余韻にひたるというよりは,すぐに中小企業診断士の活動がしたいという気持ちに切り替わりました。受験勉強1年目の時に仲が良く、色々助けてくれた仲間がもう中小企業診断士2年目になっていたので,早く一緒に仕事をしたかったのと,本業に活かすために実践的に身につくことをしたいなと思って。1月に実務従事,2月に実務補習5日間で実務ポイントを集めて診断士登録できるよう,早々にスケジュールを組みました。

――今は企業内診断士ですが,独立は考えられていますか。

私は考えていないですね。広告の仕事が好きなので,この仕事をベースにしたいのと,広告やプロモーションの最新の情報を常に得られるという環境はすごく重要だと思っています。

独立するとこれらの情報の収集を自分で賄うのは難しいですね。会社にいると自然と最新の情報がどんどん入ってきます。これはついつい当たり前のように思ってしまいますが,とても恵まれていますね。新しい広告媒体ができたとか,こんな面白いプロモーションを見つけたとか。社内や業界内から聞く最新の情報はまだ世の中に出ていない情報も多くあります。中小企業診断士としてプロモーションをメインに活動したいと思っている中で,常に最新の情報に触れる場所にいることは,自分にとっても必要ですし,お客さまにとっても有益だと思います。私自身の理想とする診断士像は,企業内に居てこそだと思います。

まちづくりへの想い

――広告のお仕事についてお聞かせください。

私はまちづくりに興味があって,広告代理店で働いていますが,まちの再開発のプロモーションを行う仕事に多く携わっています。テレビとか雑誌といったメディアへの出稿もありますが,PR(パブリックリレーションズ)やSP(セールスプロモーション)にもかなり力を入れています。まちづくりは,ディベロッパー,商店街,行政など,いろんな人たちが関わっていますね。中小企業診断士でもまちづくりに関わっている方が沢山いらっしゃるので,とても勉強になります。

――まちづくりにこだわる魅力はどこでしょう。

私が学生の頃に広告代理店へ入る際の志望動機は,『日常生活の中で,人の心を少しでも豊かにしたい』という想いからでした。単に商品の紹介ではなく,商品を使った時の嬉しい気持ちや楽しい気持ちを訴求して,少しでも日常生活に豊かさや潤いを与えたいと。まちづくりでもそれは変わっておらず,人が日々暮らす住居や商業施設,オフィスを通して,人々の心を豊かにしたいと考え仕事をしています。

伴走する中小企業診断士を目指して

――今後は中小企業診断士としてどのような活動をしていきたいですか。

理想は,プロモーションや広告といった,自分の得意とする分野でお客さまの課題を解決したいと思います。しかし,中小企業さまが抱えている悩みの中では,プロモーションの領域は優先順位が少し低くなると思っています。まずは財務状況や組織的な課題の解決を優先して行い,それで余力があって初めてプロモーションにまで目が向けられる。お客さまと寄り添っていく中で,最後にプロモーションの相談に乗れるのが自分の中で1番いいストーリーですね。

――企業さまと長く付き合っていく関わり方ですね。

スポットではなく,顧問として企業さまに寄り添って伴走する関係ですね。広告代理店での営業も,クライアントさまと何年も一緒に寄り添う形でやっているのでその形が染みついているのかもしれないですね。

お付き合いさせていただく企業さまがプロモーションまでたどり着ける業績になれば,中小企業診断士として,すごく嬉しいことだなと思います。

岡本 崇志

岡本 崇志 取材の匠メンバー,中小企業診断士

美大卒業後,長年映像制作に従事。演出,CGディレクション,CM・PV制作,プラネタリウム映像制作などを幅広く経験。2020年に中小企業診断士登録。映像制作と中小企業診断士の両輪で活動中。趣味は柴犬と写真。

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