【桂木敏文さんインタビュー】 カメのように一歩ずつ 理系研究者の中小企業診断士試験合格まで

【桂木敏文さんインタビュー】 カメのように一歩ずつ 理系研究者の中小企業診断士試験合格まで

【第1回 特化型の人材から汎用性の高い人材へ】

【桂木敏文さんインタビュー】

現在メーカーで研究開発業務に従事する典型的な理系研究者の桂木さん。あるきっかけで、自分の社会人としての能力の幅を広げようと中小企業診断士試験を受けることを決意します。

自分自身の能力の幅を広げるのにピッタリな資格

――中小企業診断士受験のきっかけを教えてください。

現在、メーカーで医療機器の研究開発業務に携わっています。専門は電気電子工学なので電気回路設計とか製品化業務などの典型的な理系の仕事ですね。

そこで、入社以来ずっと同じ研究開発テーマに携わってきたのですが、ある時そのテーマが打ち切りになり別のテーマに移ることになりました。

そうすると今までの経験があまり活用できず、自分自身の能力に汎用性がないことを痛感したのです。特定の分野に特化した人材になってしまっており、「このままではまずいな」という危機感が芽生えました。
また、勤めている会社にもいろいろな変化があり、会社に依存しすぎるのもよくないと考えるようになっており、「勤務先の肩書がなくなった時、自分に何ができるのか? つぶしがきかないのではないか?」という不安もありました。

一つの分野に特化するよりもいろいろな分野の能力も幅広く兼ね備えた人材の方が、活躍できる領域が広がるのではないかと思い、もう少し社会人として幅を広げたいなという気持ちになったのです。

――どうして中小企業診断士を選ばれたのですか?

ちょうどその頃、勤務先でチームコーチング活動が始まって、その中で私自身も自分のキャリアを見直す機会がありました。『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』(トム・ラス 古屋博子[訳])という本で自分の資質を調べるテストをやってみて、自分の強みが「分析志向」と「回復志向」だと分かったのです。

「分析志向」は文字通り分析が得意で、「回復志向」は問題のあるところを回復(リカバリー)させる、つまり問題解決が得意ということです。分析と問題解決が得意ならこれはコンサル的な要素かなと。

中小企業診断士の資格をもともとは知らなかったのですが、自分の強みがコンサル的な要素で、なおかつ社会人としての幅を広げたいなら科目が7つある中小企業診断士の資格はピッタリだなと思って受験を決めました。

ネットを活用してじっくり検討

――そのきっかけがあってすぐに勉強を始められたのですか?

ネットで検索して中小企業診断士の資格を知ったのが、2018年の7月か8月ぐらいです。その年の一次試験の申し込みはすでに終わっていました。
仕事や育児の状況から通信で勉強しようと決めていましたが、通信の学校もいろいろあり、その時はどこにしようか探していてまだ勉強は始めていないです。
その後、入会キャンペーンで受講料が安くなっている時期があったので、それに申し込んで9月から勉強を始めました。

――その学校を選ばれたのはどうしてですか?

そこは通信だけの学校で、高価でも安価でもなく中間的なポジションです。
ネットでの評判ではあまりよくない点もあるのですが、今の受験制度になってから直近までの全部の年の問題を、年代別ではなく論点別にまとめた教材があり、これが凄くいいなと思いました。

多くの受験生が解けないような難問を除いた、受験生が得点できる問題だけを過去17~18年分論点別に集めた問題集になっています。ネットで検索した際、学校側もこれをアピールしており、私の過去問重視の勉強法にもあっていました。

鎌下 修

鎌下 修 取材の匠メンバー、中小企業診断士(登録予定)

奈良県出身。神戸商科大学(現兵庫県立大学)卒業後、食品メーカー勤務。営業を経験したのち、経理部に異動。会社の羅針盤として活躍できる経理マンを目指して、中小企業診断士受験を決意。2019年試験合格、2020年登録予定。2020年現在、受験生支援活動を行いながら、企業内診断士としての方向性を模索中。趣味のランニングで培った忍耐力と脚力を活かし、コツコツと仕事がこなせてフットワークの軽い診断士が目標。

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