【桂木敏文さんインタビュー】 カメのように一歩ずつ 理系研究者の中小企業診断士試験合格まで

【桂木敏文さんインタビュー】 カメのように一歩ずつ 理系研究者の中小企業診断士試験合格まで

【第2回 「ウサギとカメ」を参考にゴールを見据えた目標を設定】
過去の記事:第1回

【桂木敏文さんインタビュー】

自分の能力の幅を広げようと受験を決意した桂木さん。勉強のスタイルや目標設定で参考にしたのは、受験生支援ブログと「ウサギとカメ」の話でした。

受験生支援ブログを参考にした勉強法

――通信で勉強していてモチベーションの維持はどのようにされていましたか?

私は典型的な理系の学歴と職歴なので、ほとんどの科目が初めて学ぶ内容でした。企業活動はこんな形で回わっているということを知るのはすごく新鮮で、勉強自体が面白かったです。
また、自分自身でこの資格を目指すことを決めたので、これは取りたいなというモチベーションがありました。あとは、勤務先の方にも受験しますと公表していたので、落ちたらちょっといやだなというのもありましたね。
モチベーション的には内発的な動機づけの方がいいのですが、そういう外部のプレッシャーもありかなと思います。

――受験生支援ブログは活用していましたか?

過去に合格された方のノウハウなどを積極的に活用したいと思って、記事の内容が受験生寄りだった『一発合格道場』(以下道場)の記事をほぼ毎日読んでいて、勉強のスタイルも道場を参考にしていました。

通信の学校からオリジナルの教材も届くのですが、道場の過去問重視という記事を参考にして、学校のオリジナル問題はほとんど解きませんでした。

大人版「ウサギとカメ」

――勉強の進め方はどうされていましたか?

目標設定が大事という話をいろいろなところで聞いて、仕事みたいにまず目標を立てて、現状分析をして、目標と現状の間を埋めるための計画を立てるという型にしました。
あと「ウサギとカメ」の話もあったので。

――昔話の「ウサギとカメ」ですか?

ネットに大人版「ウサギとカメ」の話があります。

昔話の「ウサギとカメ」ではウサギは足が速くてカメが遅い。ただウサギは能力を過信して油断したので、コツコツ頑張ったカメが勝ちますという話。大人版では話は同じですが、能力が高いか低いかや、堅実かどうかではなく、ウサギとカメでは見ているものが違うという切り口です。

ウサギは競争相手であるカメを見て走っているので、休んだり、あわてて追いかけたりしますが、カメは常にゴールを見据えて着実に進んでいく。このゴールをちゃんと見ることが大切だという話です。

達成できる目標設定を

――それがどう試験に結びつくのですか?

中小企業診断士試験の二次試験は解答が公表されておらず、相対評価で合否が決まるという話があります。

全受験生に対して自分が上位何パーセントの位置にいるかの様な、他の受験生との比較になりがちです。けれども、それではウサギのやり方になってしまうので、他の受験生がどうかという基準ではなく、カメの方の自分自身達成できる目標を立てて、頑張る方向に切り替えました。

――それで、二次試験の目標設定をどうされましたか?

目標は「与件文と一次試験の知識に基づいて自分なりの根拠を持って80分以内に解答欄を埋められる状態」としました。このレベルに到達すれば確実に合格できるという指標や水準ではありませんので、具体的で測定可能な目標設定はできませんでした。

一次試験が終わってから二次試験の勉強に着手したため、限られた時間できっちりとしたレベルに達するのは難しいと思いました。そこで、最低限自分なりに納得して解答できる状態にすることと、80分の時間管理はルールを決めて、どんな問題でも80分以内に解答欄を埋めることを目標として設定しました。

鎌下 修

鎌下 修 取材の匠メンバー、中小企業診断士(登録予定)

奈良県出身。神戸商科大学(現兵庫県立大学)卒業後、食品メーカー勤務。営業を経験したのち、経理部に異動。会社の羅針盤として活躍できる経理マンを目指して、中小企業診断士受験を決意。2019年試験合格、2020年登録予定。2020年現在、受験生支援活動を行いながら、企業内診断士としての方向性を模索中。趣味のランニングで培った忍耐力と脚力を活かし、コツコツと仕事がこなせてフットワークの軽い診断士が目標。

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