【酒井達也さんインタビュー】 短期集中でストレート合格を勝ち取る!~独学で挑んだ中小企業診断士試験

【酒井達也さんインタビュー】 短期集中でストレート合格を勝ち取る!~独学で挑んだ中小企業診断士試験

【第2回 2次試験攻略の秘訣は、事例Ⅳ攻略 & 因果関係】
過去の記事:第1回

【酒井達也さんインタビュー】

2019年に独学で中小企業診断士試験にストレート合格された酒井達也さん。前回の1次試験のお話に続き、第2回は、2次試験の勉強方法をお聞きしました。

得意科目の事例Ⅳを得点源に

――2次試験では、どの科目が得意でしたか?

事例Ⅳです。簿記2級を持っていたのもありますし、正味現在価値(NPV)なども大学の時にやっていたこともあり得意でした。だから、当日、いかに計算ミスをしないかを課題として考えていました。

苦手、というより鬼門だと感じていた科目は事例Ⅰです。2次試験の最初の科目ということで、ここで失敗すると、その後まで引きずられるかも、という怖さがありました。

――では、得意科目の事例Ⅳの勉強方法を教えてください。

同友館の「30日完成! 事例Ⅳ合格点突破計算問題集」を繰り返し解いていました。問題量も多くなく使いやすかったです。あとは過去問を解きました。事例Ⅳは、ネット上に過去問の丁寧な解答・解説がアップされているので、それを参考にしました。

――計算ミスを避けるコツってありますか?

計算過程をきれいに残して書くようにしていました。誤った箇所を見つけやすくなり、やり直しがしやすくなります。

論述問題の必勝法は、「因果関係を重視」、「先読みしないこと」

――事例Ⅰ~Ⅲはどんな勉強方法でしたか?

定番ですが、同友館の「ふぞろいな合格答案」です。ベスト答案が掲載されている過去問9年分を、それぞれ3回解いていました。1回目はうまい解答の書き方を見るようにして、2回目から本格的に解いていました。3回目は60分で解けるようチャレンジしていました。

――論述問題はどんな解き方をしていたのですか?

まず、設問文を見て、どういうことを聞かれるのかというのを確認して、それから本文を読んでいました。そこから解答の骨子を作って、因果関係を確認した上で、文字数を調整しながら解答用紙に埋め込んでいきました。因果関係は重視していて、骨子を作成する段階で気を付けていたつもりでも、解答を書いていく中で論理が飛躍している箇所が見つかったりするので、必ず答案を再確認していました。

問題用紙への書き込みは、持ち替えが煩雑になるので、色ペンは使わずシャーペン1本で書いていました。

――論述問題で高得点を取るコツはありますか?

「ふぞろいな合格答案」のベスト答案や合格答案、A評価答案を複数見ることです。どうしてこれらの高得点答案はこのように書いているのかを分析すると、逆に、これらから外れると悪い答案になるということが分かります。

あとは、先入観抜きで問題に向き合うことです。与件文の先読みはせず、来たものを淡々と読んでいく方が結果としていいと思います。

試験後は気にしない

――2次試験が終わった時、どんな気持ちでしたか?

ちょうど、ラグビーW杯準々決勝の南アフリカ戦の日だったので、試験が終わったら早く試験会場から出してくれ、という気持ちでした。速攻で家に帰って、テレビで試合を見ながら再現答案を作りました。

――合格の手応えはありましたか?

試験が終わった直後は五分五分だと思っていましたが、事例Ⅳの公開解答を見ると、一番難しい問題が解けていたので、これは行けそう、と思うようになりました。でも、答え合わせをしたのはそれぐらいです。事例Ⅰ~Ⅲは予備校によって解答がまちまちで何が正解か分からないので、あまり気にしませんでした。

結果は、事例ⅠとⅣは70点以上、悪い科目でも50点以上取れていて合格することができました。

左近 潮二

左近 潮二 取材の匠メンバー、中小企業診断士
和歌山県紀の川市出身。大学卒業後、化学メーカーに入社し営業を経験した後、国内ビジネススクールに企業派遣生として2年間留学。復職後は樹脂製品の事業企画業務に長年従事。2020年中小企業診断士登録。東京都中小企業診断士協会・城西支部所属。業種、職種を問わず、企業の胸アツな活動事例を見聞きするのが大好きで、分析力より共感力を磨いていきたいと考えている。趣味はピアノ、料理、旅行。

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