【松本 崇さんインタビュー】 学び続けること⇒広がり続ける可能性

【松本 崇さんインタビュー】 学び続けること⇒広がり続ける可能性

【第2回 受験生支援のやりがい、そして2次試験対策アドバイス】
過去の記事:第1回

【松本 崇さんインタビュー】

合格後の活動のひとつに受験生支援が挙げられます。独学で合格を勝ち取った松本崇さんは、この支援活動から得るものも大きかったようです。2次試験対策のノウハウもあわせて聞かせてもらいました。

自分の体験から還元できるならば

――「ふぞろいな合格答案エピソード13」のメンバーですね。

ご縁があって、23人のプロジェクトメンバーの一員として、本体とブログの執筆に加わっています。集まってくる再現答案の分析やキーワード抽出など、まさに侃々諤々(かんかんがくがく)、みんな本気で取り組んでいました。「ティール組織」(目的に向かって自律的に動き進化する組織)を実感しました。

受験生支援団体「タキプロ」にも参加して「勉強会班」の活動をしています。私自身は、受験生時代に勉強会には行ったことがありません。当初は自分が披露できるノウハウがあるとも思っていなかったのですが、自分の体験が、特に独学の人にとって使える部分がありそうだと気づきました。そうやって還元できるのならば、素敵なことだと思っています。

――受験生支援団体にはどんな方がいますか?

メンバーを見ていると、受験生を応援してあげたいという強い気持ちを感じます。例えば、私よりもたくさん勉強して、複数回の受験経験のある方たちは、非常に多くのノウハウを持っています。自分が苦労した分を受験生に還元したいという、思いの強さを感じます。

2次試験の勉強法説明します

――80分の回答手順はどうやって学びましたか?

最初は過去問を解きながらの試行錯誤でした。まず与件文の一段落目を見て、設問文を読んで、与件文を全部読んで、設問ごとの骨子を書くまでに45分、といったプロセスに行き着くまで、1か月ぐらいかかりました。解答プロセスは「ふぞろい」シリーズの参考書を使って開発しました。

プロセスをつかむと、過去問でどんどん練習。昼休みの限られた時間での訓練も効果的です。「ふぞろい」を使ってキーワードで採点するときは、採点して終わりではなく、与件文からキーワードを引き出せるようにすることと、そのキーワードの枠組みや切り口を確認するのが大事です。

――本番で使える実力はどうすれば身につきますか?

過去問の事例を解いて復習するときに、例えば「誰に、何を、どのように」などの「切り口」で捉えて、ストックしていきます。こうして過去問10年分ぐらいやっていくと、使うべき切り口がある程度の数にまとまってくるのが分かります。それを自分の中ですぐに取り出せるように整理しておいて、解答を作成するようにしました。

私の場合、あまり手を広げずに、過去問演習とその復習をきちんとやることを意識しました。思いつきで解答したものが「ふぞろい」に沿って採点して高得点になることもありますが、それでは本番で再現性がない。再現性を高めるためには、過去問の具体的な解答から、枠組みとして抽象化しないといけない。復習のなかで、考え方や枠組みをまとめていくことを心がけていました。

同期合格者のネットワーク

――受験対策を振り返るといかがでしたか?

限られた時間と情報の中で、本番で使う知識や考え方を絞っていったのはよかったかもしれません。2次試験対策でも、知識の定着や暗記は電車の中でと決めていました。知識を身につける時間をわざわざ取って、1次試験のテキストを読み返すよりは、効率的だったように思います。

――受験生支援活動から得られるものは何でしょうか。

受験生支援に加わるもう一つの目的は、同期の中小企業診断士の人たちと知り合いになりたいということでした。受験生の役に立つことでやりがいを感じる一方で、多くの同期合格者とのネットワークが得られて、診断士としての活動において非常にありがたいものになっています。

宮田 昌尚

宮田 昌尚 取材の匠メンバー、中小企業診断士

熊本県宇城市出身。千葉県松戸市在住。早稲田大学政経学部卒業後、メディア企業に入って広告営業の世界に25年、ほかにCSR推進活動や財務部門にも従事し、現在はグループ会社勤務。2019年12月合格、2020年5月中小企業診断士登録。東京都中小企業診断士協会城東支部に所属。

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