【宮本昌明さんインタビュー】 仕事の悔しさをバネに資格取得へ。傾向と対策で一発合格! 将来は学ぶ楽しさを伝えたい

【宮本昌明さんインタビュー】 仕事の悔しさをバネに資格取得へ。傾向と対策で一発合格! 将来は学ぶ楽しさを伝えたい

【第2回 勉強を仕事にどう生かすか】
過去の記事:第1回

【宮本昌明さんインタビュー】

宮本さんにとって勉強をしたことは仕事にどう生きているのでしょうか。
第2回は、宮本さんの流儀を伺いました。

勉強したことは必ず仕事に生きる。宮本さん流の方法。

――日商簿記1級の学習はどういう効果がありましたか。

お客様の要望がより具体的にわかるようになりましたね。

――具体的にはどういうことですか。

営業を担当していた頃、お客様ごとに請求書を発行していました。お客様によって請求書の中に入れてほしい費目が異なったりする場合があります。勉強を開始するまでの私なら、請求書にお客様の言われるがままの費目を入れてお出しし、特に中身の吟味をすることはなかったと思います。

でも簿記を勉強したことによって、どうしてその費目を入れたいのか、入れるべきなのか、要求の会計上の意味を正しく理解することができました。その結果、仕事の質も向上したと思います。 お客様の要望を理解して対応しているのと理解しないで対応しているのには、仕事の品質に大きな差が出てくると思います。

 ――中小企業診断士の学習効果はどう活かせましたか。

私の営業課長時代の上司は、常に会社のことを思って、先へ先へと考えている人でした。勉強を始める前の私なら、到底ついていけない、とあきらめていたと思います。いまだにとても追いつけるレベルにあるとは思いませんが、中小企業診断士資格取得のための企業経営知識を一通り学んだことで、多少なりともその上司の思い、背景にある考え方が自分の中でリアリティのあることとして理解できるようになってきたとは思います。

そして自分の仕事に向き合って、職場に恩返しをする

――仕事をしながら勉強する際に気をつけていたことはありますか。

勉強をすることはとても楽しい時間ではありました。でもそれだけに、辛い仕事から目を背けるための言い訳になることだけには注意しよう、と思っていました。

――なるほど。それは大事なことですね。ほかに感じたことはありますか。

資格を取ったあとの話ですが、中小企業診断士資格を取得したことで、他の中小企業診断士と話す機会が増えました。彼らとの会話の中で改めて思うことは、みんながいろんな経験を経てここにいるんだ、ということ。つまり、自分だけが辛い思いをしてきたわけではない、ということです。つい辛いことがあると、自分ばかりこんな思いをして、と否定的に感じることもありますが、それは誤りである、と確信するようになりました。

いくら資格があるとは言っても、それだけでは何もできるようになるわけではないということも私の中での気づきでしたね。資格を生かすための近道は、自分の従事している目先の仕事にしっかりと向き合うことだ、ということ。その意味では、いま自分のすべきことは、資格をもとにして新しい活躍場所を探す、ということを考えるのではなく、新しく身についた知識や知見も生かしながら職場に新しい価値を与えていくこと。これが自分の責任なのではないか、と考えています。縁あっていまの会社にいるわけですからね。

こういう風に考えられるようになった、ということも勉強をしてきた効用なのではないかと思います。

――勉強をすることで実務面での効果と精神面の効果の両面があったということですね。

いろんなきっかけはあったと思いますが、勉強を実際に始めようと思ったのは宮本さんなので、ご自身が引き寄せた効果、なんでしょうね。

安田 雅哉

安田 雅哉 取材の匠メンバー、中小企業診断士

1970年鳥取市生まれ。大学では機械工学を専攻。工学部と医学部との共同研究に従事。1995年修士課程修了。2018年ファイナンシャルプランニング技能士1級取得。令和2年5月中小企業診断士登録。プラント建設会社、電機会社を経て現在は商社勤務。2018年より東南アジアの製造事業会社で経営管理を担当。趣味はライフプランニングと料理。本業以外の時間で始めた診断士活動と受験生支援活動で忙しく、趣味になかなか取り組めないのが悩み。

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