【笹原和男さんインタビュー】 合格するまであきらめずにモチベーションを保ち続けた6年間

【笹原和男さんインタビュー】 合格するまであきらめずにモチベーションを保ち続けた6年間

【第1回 診断士資格は定年後も働き続ける自信を手に入れるため】

【笹原和男さんインタビュー】

2019年に6年間の受験期間を経て、中小企業診断士の資格を勝ち取った、笹原和男さん。20年間、経理の仕事に就き、会計・財務の専門家でもあり、忙しい毎日を送っています。どうして診断士の資格を取りたいと思ったのでしょうか? 笹原さんにその理由をお聞きしました。

診断士資格は、将来にわたり仕事をするため

――今は、どのようなお仕事をしているのでしょうか?

私がいる会社は、海外にも子会社があり、グループ全社で2万3,000人ほどの従業員を有する、東証一部上場の技術者派遣の人材サービス会社で経理の仕事をしています。

私は、転職を3回ほどしています。大学卒業後の1社目の配属は総務だったのですが、しばらくすると経理担当が不在になりました。そのため、急きょ私が経理も担当することになったのです。それが経理に携わるきっかけとなりました。その後、今の4社目に至るまで経理の仕事をしていますので、20年間ほど経理畑の仕事に就いていますね。

大学は法学部だったので、当初は経理など全くわかりませんでした。会社から教えてもらいながら、自分でも財務・会計を勉強しました。今では、会計・税務分野に関しては、全面的に得意です。特にキャッシュ・フロー計算書については、個別、連結キャッシュ・フローともに専門的な知識や経験を有していると思います。また、会計・財務分野の資格もいくつか保有しています。

――中小企業診断士の資格を取りたいと思われたきっかけは何だったのですか?

私は、現在50歳なのですが、いずれ定年退職して、会社を離れることになります。会社を離れた後も、自分の専門性をうまく活かせる仕事をしていきたい、そのためには、経営全般の知識を身に付けて、自信を付けたいと思ったのがきっかけです。

また、実は自分の子供がまだ小さくて、今3歳なのです。自分が60歳の時に、子供がまだ中学1年生です。よって、定年後も、まだまだ働き続けなければならないですよね。そのために独立してもやっていける資格を取りたいと思ったことが、もう1つの理由です。

6年かけて診断士試験に合格

――いつから中小企業診断士の受験を開始したのですか?

私は、2013年の9月くらいに中小企業診断士の資格を取ろうと思い、2014年から診断士受験を開始しました。

2019年に2次試験に合格しましたので、通算6年間かかりました。

1次試験は、2年目の2015年に全科目合格をしたのですが、その後5年にわたり、毎年2次試験を受験しています。よって、1次試験は4年目の2017年と6年目の2019年にも受験し、共に全科目合格をしています。2019年に、5回目の2次試験で念願かなって合格することができました。

2回目の2次試験で…

――5回受験した2次試験はどのような状況でしたでしょうか?

やはり1年目の2015年の点数は、全般的によくなかったですね。2年目の2016年では、1年目と比べると大きく点数は上がりました。しかしながら、その後は上がったり下がったりでした。

事例Ⅱは毎年苦しめられましたが、事例Ⅳは、おおむねよくて、毎回A評価でした。

実は、2年目の2016年の事例Ⅳで、問題自体はさほど難しくないと感じることもできたのですが、終わって採点してみると、大問1問の単位を全て間違っていることに気が付きました。その時は、本当に血の気が失せました。もし、単位を間違っていなかったら、2016年の2次試験で合格していたかもしれませんね(笑)。

佐竹 聡

佐竹 聡 取材の匠メンバー、中小企業診断士

ITのシステムエンジニアを経験後、エンタテインメント業界(音楽、ゲーム)に転職。
50歳を機に、「もっと中小企業の方々の役に立ちたい」との想いで独立しエスエス&パートナーズを設立。独立後は、「エンタメ診断士」として、様々な業界の営業・販売戦略、新規販路開拓、商品企画、ライセンスビジネス、マーチャンダイジングに関するコンサルティング、執筆、講師をしています。

拓け!中小企業診断士の扉~受験奮闘編~カテゴリの最新記事