【久保田昌宏さんインタビュー】 秘めた想いを胸にハードな養成課程に挑戦!

【久保田昌宏さんインタビュー】 秘めた想いを胸にハードな養成課程に挑戦!

【第2回 優秀な同期と切磋琢磨し実習に励む】
過去の記事:第1回

【久保田昌宏さんインタビュー】

紆余曲折があり、1次試験合格後に日本生産性本部の養成課程へ進むことを決めた久保田さん。第2回は、日本生産性本部の養成課程ではどのような体験をされたのかについてうかがっていきます。

優秀な同期とハードに勉強した半年間

――日本生産性本部の養成課程はどのようなカリキュラムなのでしょうか

経営戦略やマーケティング、財務会計などの座学ももちろんおこなうのですが、やはり一番の特徴は実習ですね。全部で5回、5社に対して各6~9人の班でコンサルティングをおこなうのですが、それぞれが9泊10日で実施されます。実習自体は10日間なのですが、事前分析に2週間ほどかけることもあり、3月末から半年のカリキュラムの中で相当な時間を実習に費やしてきました。ゴールデンウィークも休みはなく、相当ハードなカリキュラムでしたね。

――どのような方々が通われていたのでしょうか

私の同期は35人いたのですが、そのうち4分の1が企業派遣の金融機関の方でしたね。他には定年された方で中小企業の海外進出支援をして活躍されていたり、会社を半年間休職して、コンサルティング能力を向上し、仕事の幅を広げるために取り組んでいる方がいたり、公認会計士で中小企業診断士の資格取得後に転職し、キャリアアップを図ろうとされている方がいたりと、とにかく優秀で成長意欲の高い方が多いです。様々なバックグラウンドを持つ方と切磋琢磨して学べたことが貴重な経験となっています。

9泊10日のリアル

――実習について、具体的に教えてください

1回目の実習は「製造業実習」で、私の場合は岡山県倉敷市の染物工場を担当することになりました。実習の前に、上述の通り財務諸表や人事の資料などをもらって事前分析をして準備し、初日はその事前分析をメンバーで共有します。次の日は社長や役員、従業員の方々にインタビューをさせてもらいました。3日目以降は事前分析とインタビュー結果をもとに提案の仮説を立て、その仮説を検証するため、実際の生産現場にストップウォッチをもっていき作業分析をしました。生産ラインが複雑なため、なかなか良いデータが取れなくて苦労したものです。そして夜は皆で仮説の検証をする、という流れで最初の6日間を終えます。

土日でこれまでの調査や議論の内容を踏まえて報告書資料を作成し、次の日にはリハーサルと準備、最終日には報告会でのプレゼンテーションになります。確実に成果を出さなければならないので、10日間とはいえあっという間に過ぎ去ってしまいます。

――9泊10日は内容面でも相当ハードですね。どのような点に苦労されましたか?

実習を担当する先生には、仮説を検証するための材料について「それはファクトなのか」と何度も問われました。仮説を立ててそれに基づいて課題を検証していくわけですが、仮説が誤っていると的を外した提言しかできないので、しつこく検証する癖がつきました。

――実習先の候補は、選択できるのでしょうか

はい、いくつかの選択肢の中から選ぶことができます。私は「行ったことのない地方都市の地域特性を持った企業」という観点で実習先を選び、倉敷市の他には群馬県渋川市、岐阜県高山市、愛媛県宇和島市、宮崎県延岡市の企業で実習をすることができました。東京近郊の他の養成課程では基本的に関東の企業で実習することが多いと思うので、日本全国の企業で実習を受けられる点が、日本生産性本部を選ぶメリットの一つだと思います。

熊澤 祐喜

熊澤 祐喜 取材の匠メンバー、中小企業診断士

神奈川県横浜市出身。大学卒業後、総合建設会社へ入社。新卒から4年間は工事現場の事務担当として、工事事務所内にて総務、経理、安全環境など幅広い業務をおこなう。その後本社資金部にて債権管理や資金繰りの業務に従事。将来家業を継ぐべく転職し、現在は石油販売会社の経営企画部にて修行中。2020年8月中小企業診断士登録。趣味はテニス、海外ドラマの視聴。

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