【川村匡弥さんインタビュー】 思い描いた「コンサルの仕事」を追い求めて ~独学で勝ち取った合格、そして未来へ~

【川村匡弥さんインタビュー】 思い描いた「コンサルの仕事」を追い求めて ~独学で勝ち取った合格、そして未来へ~

【第2回 2次試験突破への道のり】
過去の記事:第1回

【川村匡弥さんインタビュー】

独学で診断士の学習をはじめ、短期集中で1次試験を見事突破した川村匡弥さん。
第2回は、2次試験をどのように攻略し、どのような思いで臨んだのかを紐解いていきます。

本番に対応するための「60分解答法」で2次試験に挑む

――2次試験についてお聞きします。どのような学習をされていたのですか?

アウトプット中心に学習方法を実践していました。

事例ⅠとⅡとⅢについて、過去問を解いてから「ふぞろいな答案分析②③④(同友館)」や「ふぞろいな合格答案 エピソード⑪⑫(同友館)」を使って自己採点するというサイクルを繰り返していました。

事例Ⅳについて、「事例Ⅳ(財務・会計)の全知識と全ノウハウ(同友館)」に収録されている過去問を解いて、解説を読むサイクルを何回転もさせていました。解き方のセオリーがわかってきてからは、過去問を通しで解くやり方に変えて、本番を意識して解いていました。事例Ⅳにかける時間のウエイトが多かった気がしています。

――過去問は本番と同じ80分で解いていたのですか?

いいえ、60分で解いていました。何故かというと、本番は何かと緊張するじゃないですか。何を書けばいいか悩んだり、いつもより丁寧に解いていこうとすると解答時間が長くなってしまいます。そのような状況でも安心して落ち着いて解いていけるよう、過去問演習の際は本番より20分短い60分で解く訓練をしていました。

――60分は相当短いと思うのですが、どのような解き方をしていたのですか?

他の資格試験でも本番より短い時間で問題を解く訓練をしていたので、私にとってはこのやり方が馴染んでいたんです。独学だったので、「ふぞろいシリーズ」や2次試験専門の受験校などのブログを読んで、色々な解法の情報を得て参考にしていました。

私の解き方は、まず与件文の1段落目にある企業の基本情報を読んで大枠をイメージしてから、問題文で問われている事柄に線を引きながら読んでいきます。そして、与件文に戻って、強みと弱みなどにざっと線を引きながら、読み込んでいきました。ここまで20分程度でしょうか。このあと、1問ずつ解いていくのですが、1問あたり何分かけるとか意識せずにやっていました。

合格体験ブログを見ていると骨子を作ってから解答文を組み立てて、最後の10分で書き写すみたいな解き方が多いですけど、私の場合は、メモ程度にキーワードを書き留めて、それを論理的につなげて仕上げていくイメージで解いていましたね。

中小企業を成長させる思いで「事例」と向き合い、そして合格

――事例を解く際、どのような点を意識して解いていましたか?

過去問を解いて「ふぞろいな答案分析」で自己採点していくなかで感じたんですが、解答を作る際に、自分の意見を押し付けるのではなく、中小企業はリソースが少なくてやれることも限られているので、強みを伸ばして成長させる方向で考えるよう意識していました。

――2次試験の受験時や合格発表時の心境を教えてください。

2次試験は割とプレッシャーを感じていました。それなりに直前期は頑張って追い込んだので、もしダメだったら、「また来年になってしまうのか。この1年間でこの2次試験に合格して診断士資格を勝ち取った人たちとの差が開いてしまうんだろうな。」と少しナーバスになっていました。本番では、事例Ⅲでまったく手応えがなかったので少し焦っていたのですが、そのかわり事例Ⅳで勉強の成果を発揮できた感覚があったので、なんとかいけたんじゃないかと思っていました。

合格発表日に合格を確認して、うれしすぎて一日中フワフワしていました。家に帰ったら、妻が祝ってくれて、その日は幸せな気持ちでいっぱいでした。

久保田 昌宏

久保田 昌宏 取材の匠メンバー、中小企業診断士

1972年生まれ。神奈川県横浜市在住。大学卒業後、印刷会社に入社。23年間法人営業として、印刷物やWebページの制作を通じ、企業の宣伝、販売促進活動に携わり、「売れるしくみ」を提供する。2020年3月、みのりコンサルティングを開業し、販売促進・マーケティング、事業計画策定を中心に企業支援を行う。神奈川県中小企業診断協会、東京都中小企業診断士協会城南支部所属。日本生産性本部認定経営コンサルタント。

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