【左近潮ニさんインタビュー】 業務経験を活かした効率的な勉強法で最短合格

【左近潮ニさんインタビュー】 業務経験を活かした効率的な勉強法で最短合格

【第3回 今後の診断士としてのキャリア展望】
過去の記事:第1回第2回

【左近潮ニさんインタビュー】

2020年7月に中小企業診断士として登録された、左近潮ニさん。合格後の実務補習のお話や今後のキャリアプランについてお聞きしました。あわせて診断士を目指す方へのアドバイスもいただきました。

実務補習において事業戦略や分析手法を再確認

――合格後の実務補習では、どのようなことをされましたか?

実務補習は5日間コースで、あるサービス業の企業診断を行いました。チームの中で私が最年長ということもあり、班長として経営戦略を担当させていただきました。皆さん、難関資格を突破されてきた優秀な方たちで、自立してそれぞれの担当パートを進めてくれるメンバーだったので、班長としては助けられました。また、指導員の先生も、比較的自由にやらせてくれるタイプの方だったので、楽しく実務補習を進めることができました。

中小企業診断士として勉強してきた知識、いわゆるSWOTや3Cをもとに戦略を組み立てる考え方が、どの程度通用するのかという不安を持っていましたが、勉強してきたことをそのまましっかり出せば、実際のビジネスの現場にもつながる感触を、実務補習を通して確認できたことは収穫でした。

――診断士試験で勉強した知識などは現在の仕事に活かされていますか?

事業の年度計画を関係者に説明する資料を作るにあたって、管轄する主要製品全てをSWOT分析してみました。それぞれの分野のSWOT分析、そこから導き出される戦略方向性の策定をすごく丁寧に行ったところ、説得性や論理性を持たせる説明資料にすることができました。

今後のキャリアプラン

――今後、診断士資格をどのように活用していきたいですか?

企業内診断士として活動し、会社の中だけでは経験できない知識や体験、人とのお付き合いを通じて得られた成果を会社に還元できれば理想的だと思います。私は今年、48歳なんですが、子どもがまだ小さいので、70歳くらいまで働きたいと考えています。会社を退職した後も社会とつながりを持てる仕事をしたいと考えているので、定年後は独立診断士になっているかもしれませんね。

診断士を目指す方へのアドバイス

――最後に、これから診断士を目指す方へのアドバイスをお願いします。

1次試験も2次試験もかなり長丁場の試験なので、そこで集中力が切れないように自分をコントロールすることが大事です。私も勉強中、緊張で手に汗があふれてペンが握れなくなったことがありました。でも、緊張を乗り越えて、2次試験だったら80分を答案用紙に集中できる、それを4科目こなしても集中力が切れないようにコントロールする。1次試験だったら7科目の試験を2日間やり抜く。そのこと自体がすごいと思います。受験生の皆さんは、中小企業診断士の試験を受けることを誇りに思って、頑張っていただきたいと思います。

私はまだ中小企業診断士の世界の入口のところにしか入ってないですけれど、診断士の活動は色々なことが学べて楽しいです。東京都中小企業診断士協会の城西支部に所属し、流通問題研究会というところに入って、会員の方の発表を毎月聞いていますが、どれも新鮮で面白いですよね。このレベルの講演が毎月聞けるのだったら、これはすごく得した感じです。そういう知識や経験が今のところ狙い通り手に入っているので、こういうことがお好きな方は望みどおりの楽しみ方ができるのではないかと思います。

笹原 和男 取材の匠メンバー、中小企業診断士(登録予定)

神奈川県在住。都内の総合人材サービス企業で経理業務を担当。連結決算、個別決算、開示書類作成、税務申告、税務調査対応、管理会計、予算策定の取りまとめ等、経理・税務業務を幅広く担当し、上場企業で20年以上、経理・税務業務に従事する。2019年12月中小企業診断士試験合格。2020年2月・8月・9月に実務補習を受講。企業内診断士として本業と診断士活動の両立を目指し、試行錯誤している。

 

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