【清水健一さんインタビュー】 諦めない、努力し続ける事が合格の秘訣

【清水健一さんインタビュー】 諦めない、努力し続ける事が合格の秘訣

【第1回 薬局経営と勉強の日々】

【清水健一さんインタビュー】

薬局を経営する傍らで中小企業診断士資格を取得し、将来は薬局経営と医療関連のコンサルタントを目指す清水健一さん。インタビューでもまじめな受け答えが印象的でしたが、そんな清水さんが「まじめ」に努力し続けた合格までの道のりをお聞きしました。

修業の代わりに診断士資格を目指す

――薬局を経営されているとの事ですが、詳しく教えていただけますか。

薬局は姫路駅前で約40年営業しています。両親が50年前に始めたものを私がそのまま承継しましたので、私は二代目になります。大学を出てすぐに働き始め、30代前半の時に両親が引退したのを機に、経営を引き継ぎました。

――なぜ診断士資格を取得しようと思ったのですか。

代表を譲られたのはいいのですが、看板だけの代表というか、実績も力もありませんでした。自分の取り柄や強みがなかなか見出せずにいたところ、知り合いでちょうど同じように薬局を引き継いだ診断士の人が薬局のマーケティング情報などを提供されているのを知りました。そういう事なら自分も興味があるし、やってみたいと思ったのが診断士という資格を認識したきっかけです。

現在、薬局の方はようやく形になってきましたが、私は大した修行もせずにスタートしたため、苦労も多く、うまくいかない事も多々ありました。外で修行をしなかった事を今更どうこう言っても始まりませんが、中小企業診断士資格を取得する事で自分のハンデを克服し、自信をもって薬局の経営をしていきたいと考えたのが理由です。

1日のスケジュールは朝3時の勉強から

――薬局を経営されながらの学習はどのようなスタイルだったのでしょうか。

結婚を機にお店から離れたところに住み、通勤時間が長かった事もありましたので、まずは通勤時間を有効に使って勉強をしようと考えました。2017年の11月ごろ勉強を開始しましたので、勉強期間は約2年になります。最初の年はスタディングというオンライン講座をメインに基礎的な1次試験の知識のインプットや問題演習からスタートしました。その後、通勤時間だけでは足りないと考え、早朝の時間も使って勉強するようにしました。時間は日によって違いましたが、だいたい3時か4時に起きて、6時の朝食までの2、3時間を勉強時間に充てていました。夜は子供が小さかった事もあり、帰宅後に寝かしつける時間などを確保したかったので、ほとんど勉強はしていませんでした。

――薬局の経営と診断士の勉強の両立、さらに子育てに時間を割かれる中、清水さんなりの工夫された点はありますか。

いろいろな事を同時並行でやっていく際には、気持ちの切り替えが必要だと思います。今やっている事になるべく集中する。その時には他の事を考えない。当たり前の事ですけれども、集中と切り替え、それを重視していました。私の場合、通勤時間を、時には勉強だけではなく切り替えの時間にも活用していました。仕事でうまくいかない事があったとしても、気持ちを家庭モードに切り替えてから家に帰る。それがうまくいくと家庭も円満になります。勉強の時間、仕事の時間、家庭の時間とうまく切り替えてやってこられたと思います。そしてもうひとつ、自分にあった一日のスケジュールを組み立てる事も重要だと思います。私が朝勉強する事にしたのは、朝起きてすぐ、頭が真っ白な状態だと一番頭に入ったからです。そして2、3時間勉強するとちょうど集中が途切れてきます。そのタイミングで朝食をとり、電車に乗り込みます。電車の中では勉強の続きやブログからの情報収集、時には友達とのメッセージのやり取りをする時間に使い、そこから気持ちを入れ替えて仕事がしっかりできるように整えていく。これが私の生活にあった一番良いパターンでした。

神 貴知

神 貴知 取材の匠メンバー、中小企業診断士

大学卒業後、精密機器メーカー、コンサルティングファームを経て、IT系企業で経営企画部門の責任者を務める。海外留学した際に感じた日本企業の素晴らしさ、そしてその基盤をなす中小企業をサポートしたいとの思いから中小企業のコンサルタントとして独立。趣味は食べ歩き、飲み歩き。

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