【中川信吾さんインタビュー】 QC検定を活かし、受験勉強の工程管理で見事ストレート合格!

【中川信吾さんインタビュー】 QC検定を活かし、受験勉強の工程管理で見事ストレート合格!

【第2回 分析と戦略に支えられた受験スタイル】
過去の記事:第1回

【中川信吾さんインタビュー】

QC検定合格後、自らのキャリアを広げるために2018年から中小企業診断士の勉強をはじめた中川信吾さん。第2回では具体的にどのように勉強に取り組んだのか伺います。

マイナスをゼロにする学習法で一次突破

――1次試験は通学or独学どちらでしたか?

1次試験は過去問を中心に完全独学でした。同友館の過去問完全マスターを買って勉強し、知識のインプットにはTACのポケットブックを使いました。

――え!それだけですか?

経済学については初学でしたので別途書籍を購入しましたが、それ以外はポケットブックとGoogleで調べながら学習しました。不足している情報は自分で書き足していったので、最終的にポケットブックはメモと付箋でビッシリになりましたが。

――その勉強スタイルはQC検定の成功体験からですか?

私の性格的に、自分に足りないもの…つまりマイナスが判って、それをゼロにする方法が向いていました。どこが解らないかをはっきりさせた方が頭に定着しやすいなっていうことがQC検定の経験でわかりました。だから診断士試験の勉強でも過去問中心にしました。

最初に理解を要する経済学、次に財務会計、企業経営理論、最後に知識系の3科目を暗記するという順番で取り組みました。運営管理は得意でしたのでほとんど時間をかけていません。

――とても戦略的かつ効率的な学習プランですね

最初に1年間の戦略をしっかり立てようと思い、ネットでかなり下調べしました。おかげで、寄り道せずにやるべきことを決めて取り組むことができたと思います。

2次試験はカレー作りだ

――1次の学習スタイルを踏襲して2次も独学だったのでしょうか?

最初は2次も独学にしようと思っていましたが、「◯◯◯◯」(有名な対策本)を手にとってみたら、私にはこれは解けないなと思いました。それで大手受験校の2次対策講習を受けることを選びました。

――なぜ解けないと思ったのですか?

当時は直感でしたが、今にして思えば、2次試験は例えるとカレー作りのようなものだと思いまして。野菜やお肉などの食材を自分で探して、「スパイシーなカツカレー」とか「甘めなシーフードカレー」というオーダーにいかに応えるかが試験突破のポイントだと。つまり、散らばっている言葉のパーツを探し、自分の言葉で指定文字数にまとめる能力がある人が凄く向いている試験なのだと思います。対策本は、「スパイスのかけ方」とか「この食材の使い方」といった部分的な説明に終始していると感じ、元々国語力がある人向けの教材なのだと思いました。

――面白い分析ですね。元々の素材集めから教えてくれるわけではないと?

ええ。逆に大手受験校では、「食材の集め方やカレーの作り方」とか「一晩寝かすと美味しい」といったカレーの基本的なことから教えてくれるので、その基礎が私にとっては必要でした。

――実際通学してみてどうでしたか?

私があたった先生は、限られた期間で2次試験の真髄を理解するのは無理なのでとにかく暗記しろと言い切ってくれました。事例ごとの構造や因果関係と並列関係、回答の記述法をひたすら暗記しました。最初の頃は点数が低かったのですが、録音した講義を毎日ひたすら聴いて要点を理解できるようになると得点が安定するようになりました。

――2次で苦手な科目はありましたか?

事例Ⅳはずっと得点が低かったので、過去問をひたすら解きました。2次の勉強時間の6割は事例Ⅳに費やしました。

――マイナスをゼロにする学習スタイルを徹底したと。やはり事例Ⅲは得意でしたか?

仕事での経験は役に立ったとは思いますが、逆に自分の経験に引きずられて回答にバイアスがかからないようには注意していました。

中川 雅雄

中川 雅雄 取材の匠メンバー、中小企業診断士

広島県出身、東京都在住。大学卒業後、玩具卸の会社に入社。ゲーム関連商材の営業、バイイング、オペレーション管理などに従事。5年という長い受験期間を経て、2019年に中小企業診断士試験に合格。現在は、企業内診断士としての活動を模索中。東京都診断士協会城東支部所属。趣味は、テレビゲーム、レコード鑑賞、テニス、美術鑑賞。

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