【中野尊寛さんインタビュー】 企業経営の外部有識者を探すため,自らも資格ホルダーに

【中野尊寛さんインタビュー】 企業経営の外部有識者を探すため,自らも資格ホルダーに

【第1回 中小企業診断士を目指した理由とは】

【中野尊寛さんインタビュー】

経営再建のためには,社外からの有識者のサポートをいかす知識が必要と考え,自ら中小企業診断士の資格取得を目指されました。

経営の知識がないと目利きができない

――現在,どのようなお仕事をされているのですか?

マーケティングリサーチ会社で長年企画営業部門に在籍していました。そこでは,どのような人が何を購買しているか?などの市場調査をする仕事を長年担当していました。例えば,自動車会社からの調査依頼を基に,車を購入している人は,ビジネスマンか,若い人なのかといった購買層を把握して,それぞれ,どのような点に満足しているかを調査し,その結果,どのようなニーズが車に求められているかといったことを提案する仕事です。

2020年からは,60周年事業として,自社のビジネスモデルの見直しに向けたプロジェクトを担当しています。技術の進化,競争他社の台頭に対して,どう差別化を図っていくかについて検討しています。

――中小企業診断士試験を目指された理由について教えてください。

会社の業績回復・経営再建の必要性については,会社の上司である役員とも認識の共有はできていましたが,自分自身を振り返ると,会社経営に関する知識や経験が不足していることも自覚するようになりました。そして,そのような状況では,仮に外部の有識者の方に助力を頂いたとしても,そのサポートを十分理解し実行できないのではと考えるようになり,自身が知識を身につけることも重要だと思うようになりました。そこから,中小企業診断士の資格を見つけて,取得に向けた勉強は自身の経営に関する知識不足を補ってくれると思い,勉強をスタートしました。

1回目の2次試験結果は,顔を洗って出直して来いという点数だった!

――中小企業診断士の資格取得は何年かかりましたか?

2年かかりました。1次試験は1回で合格し,2次試験は2回目で合格することができました。1次試験を合格した年は,経営法務が8点加点された2018年で,経営法務の試験が終わった時は「足切りかも」と思い精神的にかなり追い込まれましたが,結果的に全体では480点取れました。

2次試験は,1回目が186点で,顔を洗って出直して来いという点数でした。そこで,弱点を補強して2回目で246点取れ,なんとか合格できました。

――1次,2次試験の勉強は,独学ですか?それとも通学ですか?

通学です。1次試験対策は,大手の資格の学校(TAC)の土曜日の渋谷校で1次・2次ストレート合格コースに通学していました。

のべ何時間勉強されましたか?という質問は苦手!

――通学する学校をいろいろと比較検討されたのですか?

いいえ。他校とは比較せず,安直に最大手だという理由で,その学校を決めました。

――1次試験の勉強時間はのべ何時間だったのでしょうか?また,どのような場所で勉強されていましたか?

その質問が一番苦手なのですが,勉強時間はあまり管理していませんでした。強いて計算すると,平日は2時間,土日は7時間程度だったので,週24時間ペースでしょうか。ただ、2017年12月~翌年1月にかけて,体調不良のためほとんど勉強できない時期がありましたので,10月から1次試験勉強を始めて,12月,1月を除く8か月だとすると,のべ時間は,8×24×4=768時間という計算にはなりますね。

平日は朝5時から自宅で2時間程度勉強していました。土曜日はTAC渋谷校で勉強し,日曜日は自宅近くの図書館で勉強していました。

南村 恵三

南村 恵三 取材の匠メンバー,中小企業診断士

京都府出身。大阪市立大学大学院工学研究科電気工学専攻(修士)卒業後,日本電気株式会社へ入社。大手通信会社のシステム開発に従事。早期退職後,小中学生向け学習塾を経営する傍ら,2020年3月法政大学大学院を卒業し,MBA(経営情報修士)取得。2020年5月に中小企業診断士登録。その他として,ITコーディネータ,宅建士,FP資格具備。

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