【中野尊寛さんインタビュー】 企業経営の外部有識者を探すため,自らも資格ホルダーに

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【第3回 2次試験合格の秘訣は事例I~IIIで安定的に60点台を目指すこと】
過去の記事:第1回第2回

【中野尊寛さんインタビュー】

2次試験攻略のカギは,事例I~IIIを安定的に60点台を確保すること,そのための秘策は,設問を読んだ瞬間に,解答のイメージが浮かべられるかがポイントということをお伺いしました。

第1回目の2次本試験の敗因は書く技能の不足にあり!

――1回目の2次試験結果を踏まえて,2回目の2次試験対策はどのような点を強化されましたか?

2次試験に合格するためには,国語力が必要と考えていました。特に,読む,考える,書く技能でいうと,書く技能が不足していたと思います。1回目の2次試験で各科目の得点が50点台前後だった理由は,そのスキルの不足が原因だったと分析しました。

そこで,その弱点を補強するために,2年目はMMC中小企業診断士スクールの「第2次試験合格対策講座」の通学講座に入りました。そこでは80分で合格レベルの答案をどのように書けばよいかを徹底的に学ぶことができました。

2次試験突破の必勝法とは

――2次試験勉強で行かれたMMCの通学講座は期待どおりでしたか?

MMCメソッドは,与件文を読んで解答を考えるのではなく,設問を見た瞬間に自分が書きたい解答をイメージして,与件文から根拠を探すというものでした。例えば,生産管理の事例IIIですが,設問で,生産計画上の問題点と書いてあったら,計画策定のタイミングを早めることを解答の候補にいれておいて,与件文から解答の根拠を探すといったプロセスを教えてもらいました。そうすることで,設問を読んだ瞬間に解答の型を決めて,半分程度は解答を作り,与件文から根拠を探し,解答の精緻化を図るという解答のプロセスを身に付けることが出来るようになりました。

――そうすると,2次試験勉強は順調だったということですか?

いや,順調ではなかったですね。MMCの通学講座では,通学生の上位5割が合格ラインといわれていましたが,なかなか合格ラインに入ることは難しかったですね。手ごたえを感じたのは,8月末から9月初めの頃で,解答の型がやっと見えました。これによって事例I~IIIは60点以上の合格得点を安定的に狙えるようになりました。最後の模擬試験でやっとトップ20位以内に入り,上位1割に入ることができました。

2回目の2次試験で合格できたのですが,実は,本試験では得意のはずの事例IVでまさかの間違いをおかしました。2019年は例年に比べて難易度が低い試験問題だったと思うのですが,本試験終了後は,事例IVはかなりの高得点が期待できるのではと思っていました。ところが,翌日,再現答案を作成するために,解きなおすと,違う答えになりました。その時,考えすぎて勝手な解釈をしていたことに気がつき。2次試験の得点開示請求をした結果を見ても,事例IVは50点台で,事例I~IIIは60点台だったので,答案作成能力の強化に努めた事例I~IIIで安定的に60点台がとれるようになったことが勝因だったと思います。もし,事例IVで一発逆転を狙う戦略だったら合格出来ていませんでした。

出身地である高知県に貢献したい

――将来,中小企業診断士として,どのような活躍を考えていますか?

将来は出身地である高知県のために何か貢献したいと考えています。高知県の課題を東京都と高知県を結びつけるような形で解決したいですね。高知県は人口70万人程度で高齢化しています。県外への市場拡大が必要とされていますが,今まで学んできたマーケティングリサーチの知見を活かして,LTV(顧客生涯価値)を高め,顧客単価や客数の向上につながるような活動を行っていきたいと思っています。

南村 恵三

南村 恵三 取材の匠メンバー,中小企業診断士

京都府出身。大阪市立大学大学院工学研究科電気工学専攻(修士)卒業後,日本電気株式会社へ入社。大手通信会社のシステム開発に従事。早期退職後,小中学生向け学習塾を経営する傍ら,2020年3月法政大学大学院を卒業し,MBA(経営情報修士)取得。2020年5月に中小企業診断士登録。その他として,ITコーディネータ,宅建士,FP資格具備。

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