【南村恵三さんインタビュー】 FPと宅建士の保有者が中小企業診断士をとって目指すこと

【南村恵三さんインタビュー】 FPと宅建士の保有者が中小企業診断士をとって目指すこと

【第3回 養成課程から診断士になって】
過去の記事:第1回第2回

【南村恵三さんインタビュー】

前回に続き、エンジニア時代からFPと宅建士を持ち、さらに中小企業診断士をとってご活躍される南村(なむら)さんにお話を伺います。第3回は、養成課程の卒業から今のお仕事までのお話です。

養成課程の卒業

――養成課程の修了について、教えてください。

養成課程の実習に加え、MBAの履修単位を修得、研究論文の審査にも合格し、2020年3月に卒業できました。5月に中小企業診断士の登録もできました。

また、養成課程を一緒に卒業した同期とは、今でもLINEグループでつながっていて、とても良い人脈になっています。さまざまな方々と出会えたことも本当に良かったです。

――養成課程の同期にはどんな方々がいましたか。

年齢層から幅が広く、20代後半から一番年配では67歳の方がおられました。67歳の方は年金をもらっているそうでしたが、まだまだ現役でやりたいからと、本当に勉強熱心な方でした。金融機関からの派遣の方もいましたが、それ以外はほとんどの人が会社を辞めたもしくは休職して自分が勉強する時間を作って、自分でお金を出して学びにきているので、皆さんのモチベーションはすごく高かったです。学部生も教えている教授も、学生の真剣度、質が全然違うと言っていました。

診断士の活動開始

――診断士となり、今はどのような活動をされていますか。

今は中小企業庁からの委託事業で、中小企業診断士による経営相談窓口をメインにしていて、2020年6月から従事しています。また所属している茨城県経営コンサルタント協会から紹介を受け、ポリテクセンター茨城で工場管理技術科(電気保全)の講座の講師をしています。それ以外にも、ものづくり補助金申請の支援もしていて、まだクライアントがついている訳ではないですが、診断士として毎日忙しく活動しています。

――養成課程が活動に活かされていることは。

自分のホームページから問い合わせを頂いた企業さんから補助金申請の支援要請があったのですが、お話を伺うと、自分で作成できる方のようでしたので、地元の商工会なら無料でサポートしてくれることをご案内しました。クライアントになってもらうのはありがたいことなのですが、その企業にとって利益が最大になる提案ができたことは、養成課程でトレーニングした成果だと思います。

中小企業診断士として目指す姿

――何をモチベーションにされているのでしょうか。

基本は、社会貢献をしていくことです。自分のスキルで困っている人が喜んでくれる。その積み重ねが中長期的には社会をもっとよくできると思っています。社会とつながって、自分のスキルを必要な人に提供し、その人が幸せになることに貢献することで、自分の存在意義を自己承認できると信じています。死ぬまで一生、体が動く限り社会貢献していきたいと思っています。逆に何もしないで時間を過ごすことの方が苦痛です。

――今後は何をやっていきたいですか。

次にやりたいと思っているのは、事業承継の一環としてのM&Aですね。宅建を持っているので不動産売買の知見も活かせると思っていて、まずはM&Aについて勉強していきたいと思っています。資格勉強は、もう十分ですが。

南村さんは、製造業、ITの専門家としてのキャリアに、FP、宅建士のスキルを加え、最後に中小企業診断士をとり、保有資格のポートフォリオを完成されたということです。しかし、お話をお聞きし、実務に役立っているのは、養成課程で受けたトレーニングもとても大きいということでした。知識だけでは良いコンサルタントにはなれない、そんな学びを得られたのは大きな収穫でした。

野村 元治

野村 元治 取材の匠メンバー、中小企業診断士

1974年生まれ。千葉県出身。都市銀行入社後、法人融資からスタートし、グループ内ベンチャーキャピタルなどでスタートアップ向け投資やIPOコンサルティング、株主名簿などの株式実務コンサルティングの実務経験を経て、現在はスタートアップ支援本部でビジネス開発や資金調達の支援に従事。2019年中小企業診断士試験合格、2020年登録。最近は、週末のランニングがルーティン。IPO実務検定(上級)取得。

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