【野村元治さんインタビュー】 スキルの3本柱化を目的に中小企業診断士を目指す

【野村元治さんインタビュー】 スキルの3本柱化を目的に中小企業診断士を目指す

【第2回 まさかまさかの2年目・3年目】
過去の記事:第1回

【野村元治さんインタビュー】

人生山あり谷あり、受験活動もしかり。1年目、あと一歩の所で惜敗してしまった野村さん。2年目、3年目は思わぬ所で苦戦してしまう。苦戦の原因を伺いました。

まさかの大幅ダウン

――2年目の2次試験の結果を教えてください。

残念ながら大事故を起こしてしまいました。事例Ⅱと事例Ⅲの得点が伸びず、1年目の二次試験の得点から44点ダウンとなってしまいました。

――44点ダウンとなった原因を教えてください。

2次試験の本格的な学習をゴールデンウィーク当たりから再開しました。情報収集していた時のTAC看板講師の江口先生の講義内容が良く、2次試験の問題考察のロジックが自分の中でぴったりはまったと感じられ、2年目はTAC八重洲校に通うことにしました。

江口先生の2次試験の解釈・やり方を7月の2次直前講義から取り入れましたが、定着しないまま本番となってしまいました。自分のスタイルができていないまま、他人のスタイルを取り入れて試験に臨んだことが大きな敗因だったと思います。

4年目には江口先生のやり方をベースに自分のやり方を混ぜていく形ができあがっていましたが、当時は先生の言われるままに時間配分・問題解釈・解答の仕方などを取り入れ、結局消化しきれていない状態で試験に臨んでしまいました。

――2次試験の学習を再開してからの学習時間に変化はありましたか。

2年目はなんとかなるだろうとの慢心で週当たりの学習時間は短くなっていました。問題をやっていけば点数が稼げるようになるだろうと、やり方とかは深く考えていませんでした。1年目はすべて自己流でまあまあの点数が取れましたので、昨年の延長線上でやれば点数が取れるであろうと軽く考えていました。1年目は自己流でまずまず、2年目は先生のやり方を上手く取込めないまま臨んでしまい、事例Ⅰと事例Ⅲがふるいませんでした。

――2次試験のみ受験される方への気付きのメッセージをお願いします。

自分が経験したことにつながりますが、いろいろと試行錯誤して、時間配分・設問理解・メモの取り方などを含めて、どこをどうやったら点数が稼げるようになるのか、自分のやり方やスタイルを早めに確立した方が良いと思います。

――自分にとっての必勝パターンを早めに確立した方が良いということでしょうか。

そのような感じですね。

まさかの1次試験不合格

――前回1次試験結果に比べ、上がった科目、下がった科目はありましたか。

暗記科目の勉強の仕方が分かり、苦手科目の1つである中小企業経営・中小企業政策と運営管理が大幅に上がりました。得意科目の経済学・経済政策は変わらず安定して得点できていました。他の科目は軒並み40点台から50点台に下がってしまいました。

――下がった科目の原因は何でしょうか。

問題を読んだ時の解釈・理解がずれていました。読み返すとなぜこのような間違いを犯したのだろうという問題が結構多くありました。普段ならこのような読み方はしないのにと不思議な感覚でした。自分が冷静に試験に取り組めているかセルフチェックができていなかったですね。

この年はまあまあ勉強したのですが、前年と同じ感覚で、2016年が一発で1次試験合格していたので、この程度の勉強で大丈夫であろう、2016年の一次試験で点数が稼げなかった中小企業経営・中小企業政策などの暗記科目に時間をかけていれば大丈夫であろうと思っていました。

勉強の仕方が暗記科目に偏っていたのと、本番での解釈の勘違いや2択まで絞り込んだ上での誤答などが原因でした。

――再度1次試験からやり直す受験生への気付きのメッセージをお願いします

2回目ということで甘くみないことでしょうか。後で知ったことですが、前年に1次試験の保険受験をしておけば良かったと悔やみました。

合格してから、結構1次試験の保険受験をされている方がいらっしゃることを知りました。タキプロとかでの情報収集をキチンとやって、このような方法があるということを知っていれば良かったのですが・・・。情報収集に心がけていれば、1年間の時間ロスを防げていたのではとの思いがあります。

――60点を超えた科目は翌年試験免除申請されましたか。

60点を超えた経済学・経済政策、中小企業経営・中小企業政策、運営管理の3科目はすべて試験科目免除申請することにしました。

――残された4科目平均で60%以上の得点が必要ですが苦手科目が残っていることへの不安はありませんでしたか

経営法務と経営情報システムが得意科目ではないため、正直不安要素はありました。もともと得意科目の経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論の3科目と安定科目の運営管理の合計4科目で、経営法務、経営情報システムを拾い上げる方針でしたが、財務・会計、企業経営理論で拾い上げる方針に変更しました。

――試験科目免除申請を検討されている受験生への気付きのメッセージをお願いします。

当時は得意科目が2科目、苦手科目が2科目となっていましたので、上手くバランスが取れると考えていました。もし、苦手科目の2科目のみが残っていた場合には相当厳しい状況になっていたと思っています。あえて得意科目の2科目を残し、得意科目と苦手科目のバランスが1:1になるように配慮していたと思います。

羽原 淳

羽原 淳 取材の匠メンバー、中小企業診断士

企業内診断士(嘱託)、医療機器メーカにて画像診断機器の業務に従事。業務経験を活かせる国家資格は中小企業診断士との思いから、定年退職を機に中小企業診断士試験への挑戦を決意。途中約半年間のブランクを挟んだ2年間の受験活動で得た気付きは「思いは通じる、しかし、思わなければ何も始まらない」。

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