【濱田一規さんインタビュー】 コツコツとただコツコツと、でも気楽に

【濱田一規さんインタビュー】 コツコツとただコツコツと、でも気楽に

【第3回 扉の向こう側に見えたもの】
過去の記事:第1回第2回

【濱田一規さんインタビュー】

堅実で地道な努力により1次試験を突破、2次試験は模試の結果をもとに、素早く勉強法を切り替えるという柔軟さにより難局を乗り越えた濱田さん。今、濱田さんが見つめる先には何があるのかを聞いてみた。

自分を追い込み過ぎない

――ストレート合格の勝因は何だったと思いますか。

計画通り進めることで、確実に進んでるという感覚を自分の中に持ち続けられたからでしょうか。目標を達成するための勉強の積み重ねをマイルストーンという形で考えていくんです。何事もまぐれ当たりだけではうまくいかないので、目標に向かうにはコツコツやらないとうまくいかないですから。

他に何か奇策があったというわけではなく、ただコツコツ勉強したことと、後はあまり気負い過ぎなかったということでしょうか。

――気負い過ぎない、とはどういうことですか。

私は、結構お酒が好きなので、よくビールとかを飲むんです。試験勉強をしていた2019年は控えようと思っていたんですが、どうしても飲みたい日は 『一杯だけオッケールール』 というのを作りました。仕事から帰ってきて一杯だけ飲んでからちょっと勉強するという、そういう時期もありました。

お酒を飲んで勉強するということがいいかどうかはまた別問題ですが、今日は飲みたいから勉強はいいや、という二者択一になるのは避けたかったんです。

後は、試験勉強をしていることを知っているのは妻だけで、会社の人たちに試験勉強をしていることは全く話していなかったです。周りに宣言をして追い込むというやり方もあるのでしょうが、私の場合はそうじゃない方が良かったのかもしれません。

結局、コツコツと、気楽に、が一番良かったんでしょうね。

人々に貢献したい

――診断士試験に合格してどのような変化がありましたか。

私のやりたかったことの1つに社会貢献、人のために何かをしたいという思いがあります。今はまだ、そこまで大きなことはできていないですが、井の中の蛙になっていた自分は確実に、そして少しずつ変わってきています。中小企業診断士の世界には 『質の良いネットワーク』 があると言われていますが、様々な勉強会や研究会に参加して、色々な人たちと会って話を伺えるので、これまでになかった考え方や世の中の動きなどを聞けるようになってきました。ですので、「茹でガエルにならない」という、やりたかったことの1つはもう始まっているのかなと思っています。色々な出会いに感謝するとともに、今の環境にエキサイトしています。

――社会貢献の方はどうでしょうか。

やはり、誰かに何か貢献をして喜ばれたい、というものは皆が共通で持っていることだと思うんです。私の場合、今の会社では良い製品を作って、世界中の人に使ってもらうことにとても喜びを感じています。

これからは、この資格をうまく使うことで、もっと身近な人であったり、顔の見える人たちにも貢献していきたいと思いますし、得意なIT領域など新しい技術・サービスをうまく使って貢献することもできそうだな、ということが見えてきただけでもすごく大きいですね。

「人生100年時代」 に向けて

――最後に、これからの受験生に言葉を頂けますか。

中小企業診断士の勉強は、学んだことをそのままビジネスの基礎教養として使うことができる、とても面白い資格だと思います。これからのキャリアの幅を広げたい方、キャリアを変えようとしている方、そんな方に対して「人生100年時代」を生き抜く上での武器となる資格だと実感しています。

簡単な試験ではないからこそ、試験に受かることだけをゴールとするのではなく、その先の世界もイメージしながら、コツコツと日々学びを得ること自体を大切に楽しんで勉強に臨んでいただければと思います。

原田 健彦

原田 健彦 取材の匠メンバー、中小企業診断士

東京都出身、在住。大学卒業後、大手建機メーカーのIT子会社でプロジェクトの現場リーダー業、その後外資系医療機器メーカーにて新規製品販促プロジェクトのマネージングに従事。その後、小規模編プロの運営業務を行う。2018年、「自分軸」の獲得の必要性を切実に感じ、手始めに中小企業診断士を取得。現在、商店街支援や執筆活動を通して次なる人生に向けて鋭意活動中。

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