【山崎健一さんインタビュー】 試験勉強中に第3子が誕生! 家族でつかんだ合格

【山崎健一さんインタビュー】 試験勉強中に第3子が誕生! 家族でつかんだ合格

【第1回 視野と可能性が広がる中小企業診断士の世界】

【山崎健一さんインタビュー】

山崎健一さんは、大手ハウスメーカーに勤務する会社員。試験勉強中に第3子が誕生し、現在は3人のお子さまの父親でもあります。本業があり育児がある中での勉強法や、診断士資格についての思いをうかがいました。

矜持を持って生きていきたい。だからこの資格を取ろうと思った

―― はじめに会社での仕事内容を教えてください

初任配属は法務部門で、主に株主総会の準備に関わっていました。その後、営業所の管理部門を経験し、さらに1年半ほど、名古屋で子会社の株主総会や取締役会などの一連の手続き業務を経験しました。

今は経営企画部の所属で、6年ほどになります。全社グループの予算編成の取りまとめや決算予想などの資料作成、数値に関する対外説明の補助業務が主な仕事です。

―― なぜ中小企業診断士の資格を取ろうと思ったのですか。

ステップアップのために何か勉強したいと思ったのです。転々とした職務経歴の私でも、会社で取り柄になる資格はないかと本屋で本を眺めていた時に、「そうか、中小企業診断士か」と思ったのがきっかけです。

―― 会社で活かすために、この資格を取ろうと思ったということですか。

そうですね。私は今のところ、サラリーマンでいるつもりなのですが、単に会社に評価されることだけに躍起になるような生き方はしたくないと思ったのです。常に矜持(きょうじ)を持って生きていきたい。そういう自分でいられるために、この資格を目指したという感じですかね。

合格発表の日は、結婚記念日。妻の目の前で…。

―― 試験は何回で合格したのですか。

1次試験は2018年に1回で合格しました。2次試験は翌年の合格です。

―― 1次試験は「一発合格」ですか。すごいですね。

いやぁ(笑)。妻のおかげなんですよ。実は1次試験を受けたときは子どもが2人だったのですが、10月に第3子が生まれましてね…。要するに妻のお腹が大きいときに、私は1次試験の追い込み期だったわけです。あとで詳しく話しますが、妻と子ども達の協力なくして私の合格はありませんでした。

―― そうすると、最初に合格を伝えたのは、やはり奥様ですか。

2019年の口述試験の合格発表日は、クリスマスでしたよね。この日は私達の結婚記念日でもあったのです。だからその日は、妻と二人で記念ランチに行きました。それで食事が出てくる前に、おもむろにスマホを取り出して、「合否が開示されたから、今から見るぞ」と。

妻には本当に苦労をかけていたので、いっしょに確認したかったのです。合格していなかったら、どうしていたのかと思いますが(笑)。

二人で私の受験番号があることを確かめて、そしてワインで乾杯しました。「ああ、受験生活が終わった。合格したんだ」と感じた瞬間でした。

油断していたら溺れるくらい可能性が広がっている

―― 勉強したことは、会社の仕事に役立っていますか。

もうめちゃくちゃ役に立っていると思います。実際、上司から褒められました。
特に「論理的になった」と言われました。2次試験の勉強の過程で、論点を「①これ、②これ、③これ、それに対して、①こう、②こう、…」といった具合に整理する力が身についたのかもしれません。

―― ほかに合格してよかったことは、ありますか。

とにかく人脈と可能性の広がりが、ものすごいですよね。油断していると、溺れそうになるくらい可能性がゴロゴロと転がっています。

私の場合、2月に受験生支援団体の「タキプロ」に参加して、5日間の実務補習があって、それなのに土日をつぶして「取材の学校」を入れて、実務従事もやって…。もう、驚くほど暇がない(笑)。

たまらなく楽しいんです。視野と可能性の広がり方が、ホント、“ハンパない”ですよ。「この資格、苦労して取る甲斐は十分ありますよ」と、これだけは言いたいですね。

山下 学

山下 学 取材の匠メンバー、中小企業診断士

1965年、千葉県出身。テレビ局勤務。記者、デスクなど、長年にわたり報道畑を歩む。この間、営業、マーケティング、新規事業開発などにも従事し、現在は経営企画業務に携わる。2019 年、中小企業診断士試験合格。「ジャーナリズムと診断士活動を通じて、社会課題を解決していく」を実践する。趣味は「人、本、旅」。

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