<strong>【山部浩平さんインタビュー】<br><a>退路を断ち、つかみ取った中小企業診断士資格。中小企業がより一層活躍する社会を創る</a></strong>

【第2回 独学にこだわった合格までの道のり】
過去の記事:第1回

【山部浩平さんインタビュー】

最初は自分の力だけで勉強することにこだわっていた山部浩平さん。途中で大きな気づきがあり、独自の勉強法を確立しました。

自力に執着

――合格までの経緯をお聞かせください。

受験しようと思ったのが2017年の秋でした。試験が翌年の夏なので、前哨戦として日商簿記検定やファイナンシャル・プランナーの資格を受験しました。勉強をする習慣をつけようと思ったのです。

これらの試験は順調に受かったので中小企業診断士試験もいけると思ったのですが、初めての1次試験は2科目しか受かりませんでした。これはショックでしたね。2019年に残りの5科目が受かりまして、その年に合格しました。

――勉強方法を教えてください。

一貫して独学です。基本的には市販のテキスト、問題集、過去問をやっていました。仕事が17時半に終わるので喫茶店で1時間半くらい勉強していましたね。週のうち1日は息抜きにあてていましたが、それ以外は毎日やっていました。

――勉強の計画は立てていましたか。

だいたい6月までにはこの科目をやろうという感じで勉強していたので、綿密な計画は立てていませんでした。実際にやってみるとうまくいきませんでした。例えば経済学はこれまで触れたことがなく、テキストを読んでも問題を解いても全然わからないのです。なんとか、かじりつこうとするのですが、やっぱりわからなくて、「もう経済学・経済政策の科目は後回しにしよう」となっていました。その結果、やはり1年目の経済学・経済政策は不合格でした。

固執した勉強法からの気づき

――どのように克服したのですか。

ダメだったのは、自分が最初に決めたやり方に固執していたからだと思います。2年目に、勉強法を考え直して、資格試験のための経済学の本「新・らくらくミクロ経済学入門」「新・らくらくマクロ経済学入門」(ともに茂木喜久雄著 洋泉社)を買いました。それを読んだらすっと理解できて2年目の経済学・経済政策は78点取れました。最初に決めた勉強法だけで頑張るのではなくて、途中で柔軟に変更して、他のものに頼ることも大事だと気付きました。

得意科目だという思い込み

――得意科目、苦手科目を教えてください。

得意科目は、経営情報システムです。これは前職でシステム保守をやっていたので取組みやすかったです。得意科目だと思っていたのが財務・会計でした。日商簿記検定2級に受かっていたので自信があったのですが、1年目は40点しか取れませんでした。簿記の試験は問題の形式が決まっていますが、中小企業診断士試験は問題の出し方がバラバラなので、解法をしっかりトレーニングする必要があると思いました。

他に苦手だったのは、企業経営理論の組織論です。それ以外の経営戦略、マーケティングでしっかり点数を稼いで、組織論は基本的なことだけをおさえるようにしました。

――2次試験はどのように勉強されましたか。

1回だけ受験校の無料講座を受けて基本的な解法を学びました。あとは様々なブログで解き方を仕入れて、とりあえずやってみました。そのなかで、効率も良くて自分にあっていると思うものをどんどん取り入れて、自分にはあわないものはよけていくということを繰り返し、自分流の解き方を確立させていきました。

アイドルへの宣言

――受験時代はどのようにモチベーションを保ちましたか。

趣味がアイドルのライブにいくことで、アイドル本人や知り合いのファンに資格試験を受けることを伝えました。そうすると、「頑張ってください!」と言われるので、試験に落ちたら顔見せできないという気持ちがあり、頑張ることができました。アイドルでなくてもいいですが、周りの人に伝えることは大事だと思います。

山本 淳

山本 淳 取材の匠メンバー、中小企業診断士

兵庫県出身、在住。大学卒業後、機械商社を経てテントメーカーにて経営企画、人事、総務などの管理部門に従事。2018年中小企業診断士試験に合格、2019年7月に登録。大阪府中小企業診断協会所属。

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