【山本淳さんインタビュー】50歳からの決断!
新しい世界を切り拓くために。

<strong>【山本淳さんインタビュー】50歳からの決断!<br>新しい世界を切り拓くために。</strong>

【第2回 難産だった2次試験突破】
過去の記事:第1回

【山本淳さんインタビュー】

50歳で中小企業診断士試験への挑戦を決意した山本淳さん、1次試験、2次試験突破の秘訣、苦労話をお話しいただきました。

苦手科目を得意科目に

――1次試験での得意科目、苦手科目はありましたか?

経営学部出身なのに、「経済学・経済政策」と「財務・会計」が苦手でした(笑)。
わからない用語が一杯でしたので、受験テキストで勉強する前に入門書を読んで、いろはを学ぶことから始めました。

――その苦手科目をどのように克服しましたか?

「経済学・経済政策」、「財務・会計」ともに、初めは他の科目と同じように暗記と過去問題を解くことを中心に勉強していましたが、なかなか点数が伸びませんでした。1年目の1次試験を終えてから、この2科目は暗記だけではダメだと思い、それぞれのロジックを腑に落ちるまで理解するように努めました。すると面白いように正答率が上がり、その後はむしろ得意科目にすることができました。

――1次試験の勉強方法について教えてください。

勉強方法については特に変わったことはやりませんでした。通学していた資格の大原のテキストと過去問題集をひたすらやり続けました。どの科目も平均的に得点が取れるように勉強時間の配分には気をつけました。最終的には「経済学・経済政策」と「財務・会計」が得点源になり、他の科目をカバーできたことが大きかったです。

――大量の暗記をする上で苦労されたことはありますか?

そうですね、覚えては忘れる、の連続でしたね。通勤電車の中ではブツブツ言っている変なおじさんでしたし、お風呂にもテキストを持ち込んでいました。トイレの中に公式を貼って家族にはウザがられましたね(笑)。

先入観を捨て、素直に設問に向き合う

――2次試験で相性の良かった事例、悪かった事例はありましたか?

そうですね、わりと相性が良く、コンスタントに点が取れていたのは事例Ⅲです。設問にパターンがあり、解答例とセットで理解しやすかったです。

逆に事例Ⅳは苦手で、計算問題に手間取って時間切れとなり、解答が空欄になることもよくありました。

事例Ⅰ、Ⅱについては、実務で経営企画や人事部門を経験していたため、初めのころは、「うちの会社ではこうやっている」という経験則で解答してしまうことが多く、点数が伸びませんでした。

――苦手であった事例をどのように克服されましたか?

予備校で紹介された「意思決定会計講義ノート」という参考書を徹底的に勉強することで、事例Ⅳは克服できたと思っています。少々難易度が高いものでしたが、何回も繰り返しました。

事例Ⅰについては、設問で問われているのは「組織的な問題」か「人事的な問題」かを判断し、決めて取りかかることで、ブレずに効率よく解答できるようになったことを覚えています。

どの事例もそうですが、余計な先入観は排除して、与件文をよく読み込んで設問に素直に答えることを心がけるように変えていきました。

そのほかに注意したことは、中小企業の目線で考えるということです。「小が大を超えるマーケティングの法則」(岩崎邦彦著 日本経済新聞出版社)という書籍をバイブルに、受験期間中に3回は読み、中小企業に対するマーケティングの考え方を学びました。

覚悟を新たに、予備校変更

――苦労しながらも2次試験を突破できたポイントは何ですか?

4回目の挑戦にあたり、「もうこれが最後だ」と覚悟を決めました。これまでの勉強方法を振り返り、何かをプラスしなくてはと考え、慣れ親しんだ予備校をリスク覚悟で離れました。何校か2次試験専門の予備校の説明会を受けた中で、AASの門をたたくことにしました。

――勉強方法も変わりましたか?

はい、授業のやり方が全然違いました。AASの場合、授業そのものが講義を聴くだけではなくグループディスカッションを取り入れていました。やり方は、毎回演習問題を解いた後、3、4人のグループ内でどうしてこの解答をしたのか、与件文のどこから抜き出したかを議論し、グループとしてのベストアンサーを発表するというものです。他の人の考えを聞くことで解答の幅を拡げられたと思っています。
過去問題も10年分以上解きました。結構スパルタ式でしたね(笑)。

山本勝美

山本勝美 取材の匠メンバー、中小企業診断士

事務機メーカーを退職後、中小企業診断士試験に挑戦。2019年合格、2020年5月資格登録後、独立診断士として活動。埼玉県、東京都を地盤とし、営業力強化、マーケティング戦略策定を中心に企業支援活動を実施中。特定非営利法人 日本経営士協会認定の経営士としても活動中。

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