【山本和男さんインタビュー】本業と地元への貢献、パラレルキャリアの中小企業診断士を目指す

【山本和男さんインタビュー】本業と地元への貢献、パラレルキャリアの中小企業診断士を目指す

【第1回 取らないといけないと感じていた資格】

【山本和男さんインタビュー】

2019年に中小企業診断士登録、現在は銀行の関係会社勤務と中小企業診断士のパラレルキャリアを行く山本さん。第1回は、受験までの経緯から1次試験の受験までをお話していただきます。

企業内診断士として2年目

――始めに仕事概要をお聞かせください

メガバンクと言われる銀行で30年近く中小企業への融資、監査に従事した後、3年半ほど前に役職定年を経て関係会社に移り勤務しています。

中小企業診断士の活動は企業内診断士として2年目になりますが、東京都中小企業診断士協会の城南支部からの仕事で、ものづくり補助金の申請支援を行ったりしており、今が繁忙になっています。他にはお世話になった受験校TACの講師が経営しているコンサル会社の仕事をいくつかサポートしています。具体的にはセミナーの企画や実務従事のアシスタントです。また、取材の学校の執筆案件なども手掛けています。

――とても多岐にわたる活動ですね

まだそうでもないのですが、あまり仕事を抱え込みすぎるとパンクしてしまうと聞いていますので気をつけないといけません。協会城南支部などからいろいろな案件の募集があり、手を挙げれば仕事も来ますが、企業内診断士の場合は特に時間の制約、家庭やプライベートとの兼ね合いを考えながらやった方がよいと思います。

受験までの経緯

――中小企業診断士を目指したきっかけは

銀行では先輩や上司など含め中小企業診断士の資格を取っている人が多く、取らないといけないと感じていました。もともと資格マニア的なところもあって、実は26歳のときに旧制度の中小企業診断士試験を受験したことがあるのです。その時の合格は叶わず、以来中小企業診断士からは離れていました。

50歳の頃、銀行業務の関係でCIA(公認内部監査人)、CISA(公認情報システム監査人)、CCSA(内部統制評価指導士)を取得しました。その延長で他にも資格を取ろうと考えたときに役職定年が視野に入ってきたのですが、長年中小企業を相手に融資をやってきたので取って然るべきと思っていた中小企業診断士の資格取得を再び思い立ったのです。結果的には6年かかり、2019年に合格しました。

――6年間の学習スタイルはどのような形でしたか

TACに通学しました。6年間、校舎は渋谷、八重洲、池袋などそのときの勤務地により変えました。自習室を有効活用できるからです。途中、2次が上手くいかなくてMMCの通信講座や模試を受けたりもしました。3年目に1次試験に合格し、その後2次試験は3回目で合格しました。毎年TACに通学し、それなりの投資になりましたから回収しないといけないです(笑)。

経営法務に苦労した1次試験

――1次試験の得意・不得意科目を教えてください

得意科目は財務・会計と経営情報システムでした。銀行員という職業柄、財務は実務でも使う簿記や会計などがありますので、80点は確保し他の不得意科目の分をカバーしました。経営情報システムも業務との関係が深く、監査部門に在籍していたときに取得したCISA(公認情報システム監査人)の知識が役に立ちました。

不得意科目は経営法務、中小企業経営・中小企業政策でした。暗記科目なのでやればできると言われていましたが、年齢的なものもあるのか最後まで覚えることに苦労しました。

――銀行員は法務にも強いイメージがありますが

経営法務の試験問題は結構奥深く、あそこまでは太刀打ちできないという感じでした。

頻出領域の会社法、知財法など、覚える領域を絞り込むことで対応しました。

1次試験対策は、過去問の難しい問題を捨てることです。例えば、受験生の5割から6割以上が正答するような正答率の高いAランク、BランクないしはCランクまでの問題を反復してやり、正答率の低いD,Eランクの問題を捨てます。3回転するのですが間違えた理由、知識を確認しながら行うことで、同じ論点が違う問われ方をした場合に備えるのです。

中田 紀夫

中田 紀夫 取材の匠メンバー、中小企業診断士

取材の学校 第8期生、自動車メーカーに勤務する企業内診断士、埼玉県中小企業診断協会 正会員。中小企業診断士2次受験専門校AAS東京のブログ執筆、通信添削講師を務める。専門領域は、物流、調達、生産技術。地域との調和、国際社会への貢献、限りなき挑戦、を理念に活動中。旅好き、音楽好き診断士。

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