【鈴木晴香さんインタビュー】
内部監査士が中小企業診断士になったら

<strong>【鈴木晴香さんインタビュー】</strong><strong><br></strong><strong>内部監査士が中小企業診断士になったら</strong>

【第1回 中小企業診断士として多様に活躍する】

【鈴木晴香さんインタビュー】

皆さんは内部監査士と聞いてどのような業務を思い描きますか? 内部監査士として活躍されている鈴木晴香さんに、内部監査士×中小企業診断士でどのようなシナジー効果を生みだそうとしているかお尋ねします。今回は、内部監査士としての仕事と中小企業診断士に興味を持ったきっかけを伺いました。

内部監査士と中小企業診断士の仕事

――現在は、システム系の会社で内部監査をされているそうですが、業務の内容について教えていただけますか。

会社内を対象としたコンサルティング業務をイメージしていただければいいと思います。会社の中でのいろいろな決まり事、例えば一定額以上の金額を決済するのに必要な役職者の承認などが、きっちり守られているか。また、そのルールが本当に現状に即したものなのか。そのようなことをアドバイスする業務をしています。また、各部門の要望や意見などを社長に伝えるパイプ役になったりもします。いずれも、会社の自浄作用を進める仕事ですね。

――内部監査といっても、内部統制の整備だけでなく、コンサルティング業務の比重も大きいように感じますが。

会社法や金融商品取引法に則っているかは必ずチェックします。ですが、それだけだと面白くないので、もっと会社を良くしていこうという前向きな監査を心がけています。

――今の会社は、副業可能だとも伺っています。現時点では、どのような副業をされていますか。

中小企業診断士事務所を今年の1月5日(2次口述試験の結果発表日)に開業しています。活動としては、「事業再構築補助金」の申請支援や、診断士試験の予備校講師、あとは、前職に関連したセミナー講師などもやっていますね。

――開業4ヶ月でセミナー講師とは順調ですね。どのようなきっかけですか。

前職が機械メーカーで、その顧客である中小企業の経営者向けの支援団体を運営しています。そこでは外部の専門家を講師として招いているので、今回私にも中小企業診断士としてのセミナーをご依頼いただきました。

――中小企業診断士として幅広く活躍されていますね。また、前職とも良好な関係を築きながら活躍をするというロールモデルはこれから中小企業診断士を目指す方にとっては興味深いなと感じます。

ただ、業務量が多くなってしまったので、タイムマネジメントや自分の業務のキャパシティを考えていかないとなと思っています。

診断士試験に挑むまで

――診断士試験に挑戦しようとしたきっかけはなんですか。

私はもともと文系で、前職の機械メーカーではバックオフィスの職種で採用されました。でも、現場のことを知らないとサポートができないと思い、自ら志願して溶接ロボットのコンサルタントに3年くらい携わりました。その後、管理部門の職種に戻る時に内部監査を希望して異動しました。でも、入社4年目の女性が経営者や子会社の社長にアドバイスをしてもなかなか信頼を得るまでに時間がかかると感じる日々が続きまして。そこで資格取得を通じて勉強していることをアピールしたいと考えた時に、中小企業診断士を見つけまして。これなら、経営のことなどがいろいろわかる事もあり、箔が付くかなと考えて挑戦しました。

――勉強を始めることは当時の職場の方にお話しされていたそうですね。勉強を進めることで周りの反応は変わってきましたか。

監査対象の経営陣もご存知の資格でもあったので、話のネタとかアイスブレイクになりましたね。また、リーダーシップ論などの経営に関する話にもついていけたので、それはよかったなと思っています。

石川 一仁

石川 一仁 取材の匠メンバー、中小企業診断士

神奈川県出身。大学卒業後、食品メーカーに就職。在職中に税理士試験に合格し、2011年に税理士事務所へ転職。現在は、税理士事務所にて勤務税理士として経営支援、税務申告を中心に従事する。2021年中小企業診断士登録予定。趣味はJazz鑑賞とBBQの企画運営。

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