【柏村斉さんインタビュー】
土木のスペシャリストが診断士合格後に見据える世界

<strong>【柏村斉さんインタビュー】<br>土木のスペシャリストが診断士合格後に見据える世界</strong>

【第1回 200時間で合格!経験が活きた1次試験】

【柏村斉さんインタビュー】

多くの勉強時間を要する1次試験。総合系経営コンサルタント会社勤務で日々コンサル業務に従事されている柏村斉さんは、200時間という短い勉強時間で1次試験合格を勝ち取った。なぜ柏村さんが短時間で合格することができたのか、理由をうかがいました。

土木のスペシャリスト、中小企業診断士を目指す

――今のお仕事を教えてください。

総合系の経営コンサルタント会社に務めています。
土木系の大学院修了後、建設コンサルタント会社に8年勤め、その後、今の会社に転職しました。現在は経営ビジョン策定支援、ビジネスプロセス・リエンジニアリング、DX、土木インフラのマネジメントシステム構築、業務効率化、BCP策定支援等に従事しています。

――総合系の経営コンサルタントに転職した理由はなんですか?

経営の仕事をしたかった、というのがあります。土木のインフラは、耐用年数が50年と言われていますが、高度経済成長期に作った多くのインフラが今後耐用年数を迎えるため、適切に補修・更新を行わないと安心・安全を守れなくなります。ただ、直すにも人やモノや金が必要となるので、技術だけではなくて経営的な視点がないと土木インフラの老朽化に対応できなくなります。そのため、経営的な知識を得たいと思ったのが理由です。

――建設コンサルタントの経験を活かして仕事をされているのですね。

そうですね、建設コンサルタント会社に8年務めていたので、それなりに建設の分野には明るいほうです。総合系コンサルタント会社にはITに強い方が多いですが、特定の業界に精通している人は割と少ないので、強みと感じます。

――中小企業診断士以外で、保有されている資格はありますか?

技術士(上下水道部門)、PMI認定PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)、VEリーダーなどを保有しています。

――既に多くの資格をお持ちのようですが、中小企業診断士を目指した理由を教えてください。

経営コンサルタントとして働いているので、体系的に知識を学びたかったからです。実務に携わっているため、それなりに経験がありますが、資格という形で証明したいと思いました。

勉強時間は200時間!秘訣は…!?

――1次試験の勉強を始めたのはいつでしたか?

3月末だったと思います。元々4月に応用情報技術者試験を受けようと思っていましたが、コロナで試験が中止になったので一旦勉強を打ち切りました。それが3月の20日頃だったと思います。そこから診断士取得に切り替えました。応用情報技術者試験の勉強中は、診断士試験の勉強時間をあまり確保できていなかったので、診断士一本に専念することができ、合格にも繋がりましたので結果的によかったです。

――3月末から始めたとのことですが、勉強時間はどのくらい取れましたか?

200時間くらいです。仕事が忙しく、なかなか勉強する時間が取れないので、平日は風呂でYouTubeを観たくらいで、基本的には週末にまとまった時間を確保して勉強しました。ちなみにYouTubeでは石川秀樹さんの「速習!マクロ経済学」「速習!ミクロ経済学」を学習しました。

――200時間だと勉強時間が少ないと思いますが、短時間で合格した理由はなんですか?

経験が活きたことが大きかったと思います。簿記や株をやっていたので、指標系は全部計算できます。そのため、財務・会計は勉強であまり苦労しませんでした。運営管理もQC7つ道具などはPMIの資格で勉強していたので、もともとその周辺の知識がありました。多くの勉強内容が今の仕事と重なる部分が多かったのも大きかったです。

熊本 裕樹

熊本 裕樹 取材の匠メンバー、中小企業診断士

1987年生まれ。千葉県在住。千葉県中小企業診断士協会所属。中小企業向け会計ソフトメーカーに勤務。開発職として自社ソフト、社内システム、インフラなどの多岐に渡る開発を経験。プライベートでは3人年子の父親として育児に追われながらも充実した日々を過ごす。趣味で取得した小型船舶操縦免許証で、いつか子供たちと共に大海原に乗り出すことを夢見ている。

拓け!中小企業診断士の扉~受験奮闘編~カテゴリの最新記事