【篠田直和さんインタビュー】
勤務先の研修でキャリアを再考。勉強量を確保する作戦で見事合格

<strong>【篠田直和さんインタビュー】<br>勤務先の研修でキャリアを再考。勉強量を確保する作戦で見事合格</strong>

【第2回 自習室に通い詰めた受験生活】
過去の記事:第1回

【篠田直和さんインタビュー】

50代以降のキャリアを見据えて中小企業診断士試験を受けることに決めた篠田直和さん。
第2回は、1次試験、2次試験の勉強スタイルについて、お話を伺いました。

ルーティンに試験勉強を組み込む

――中小企業診断士試験を受験すると決めて、大手予備校に入られました。通学は大変でしたか。

予備校に通いやすいように、勤務先と自宅の中間に位置している校舎を選びました。
毎週土曜日に講義が予定されていましたので、講義日程をあらかじめスケジューリングしました。幸い、勤務先は土曜日の出勤が少なかったので、ほぼ休むことなく通学できました。

――1次試験は1回で合格されました。勉強するうえで工夫されたことはありますか。

予備校の先生から「たくさん勉強すれば勉強できるようになるよ」と伺いました。このアドバイスに素直に従って、勉強時間を確保するようにしました。

平日の仕事帰りは、授業がない日でも予備校の自習室に立ち寄り、2~3時間勉強してから自宅に帰るというルーティンを作ることで、さまざまな誘惑と距離を置きました。

また、電車で自宅に帰る時間も勉強時間にあてました。「今日は電車の中で問題集を何ページ解くぞ」と目標を定めて、その目標を達成するまでは、自宅の最寄駅に着いても下車せずに勉強し続けました。最寄駅を通り過ぎて1時間以上離れた駅まで行ってしまったこともありました(笑)

1次試験の1週間前は詰め込むために、月曜日から金曜日まで5日間続けて有給休暇をとり、朝から晩まで予備校の自習室にこもって勉強していました。

丁寧な振り返りで解答方法を確立

――2次試験も、予備校に通学して勉強されました。

2次試験は2回受験しました。初年度は1次試験対策があまりにも大変でしたので、2次試験の勉強の途中で力尽きてしまい、2次試験対策を十分にできませんでした。問題を解くたびに採点結果に一喜一憂しているだけで、解いた結果を次にどう生かすのか、振り返りをする余裕がありませんでした。

2年目は、予備校のカリキュラムを中心に勉強しました。ただし事例Ⅳのみ、予備校の事例Ⅳ対策オプション講座や市販の問題集を追加しました。事例Ⅰ~Ⅲについては、予備校で毎週オリジナル問題を解いたあと、振り返りシートを作成していました。

――振り返りシートとは、具体的にどのようなものですか。

問題を解く前に、目標点数を掲げます。解いた後に予備校の採点基準に沿って採点し、目標点数と実際の点数とのギャップが生じた理由を振り返り、次に問題を解くときに気をつける点をシートに記入します。例えば、重要なキーワードを解答に盛り込めなかったので、似たような問題が出題されたときには解き方をこのように変える、というように書いていました。

次回、問題を解くときは、前回と同じ轍は踏まないと最初に宣言したうえで、目標点数を掲げて問題を解きます。解き終わって採点した後、同じ失敗をしていたら反省し、改善できていたら、この問題については解決できたと書きます。このような振り返りを繰り返すことで、解答プロセスをブラッシュアップしていきました。

不安を解消するために勉強する

――2次試験対策のときも予備校の自習室に通い詰めたのですか。

はい、自習室に通い詰めました。2次試験では自習に加えて、同じ予備校に通う受験生同士の勉強会にも参加していました。皆で同じ事例を解いてお互いフィードバックしあう形式です。

直前期は本試験と同様に、1日に4つ事例を解いていました。正解に近づいているのか手ごたえがなかったけれども、勉強しないと前に進めないし、勉強しないと不安だから勉強していました。

2年間の受験生時代は予備校にこもりすぎて、自宅に帰ると家族から「家出人が帰ってきたよ」と言われるほどでした。家族には迷惑を掛けましたが、とにかく勉強量を確保したことで、何とか合格できました。

黒澤 優

黒澤 優 取材の匠メンバー、中小企業診断士

群馬県生まれ、埼玉県出身。大学卒業後、空調設備メーカー、人材サービス会社を経て重工業メーカーに入社。環境・CSR・サステナビリティに関する企画やディスクロージャー業務などに携わる。2021年5月、中小企業診断士登録。埼玉県中小企業診断協会に所属。趣味は、コロナ禍での運動不足の解消を目的として始めたウェイトトレーニング。食事の改善と週1~2回のトレーニングにより体力が増強、身長も約1センチ伸長。

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