【篠田直和さんインタビュー】
勤務先の研修でキャリアを再考。勉強量を確保する作戦で見事合格

<strong>【篠田直和さんインタビュー】<br>勤務先の研修でキャリアを再考。勉強量を確保する作戦で見事合格</strong>

【第3回 合格後に起こった変化】
過去の記事:第1回第2回

【篠田直和さんインタビュー】

勉強量を確保する作戦が功を奏して、2019年度の中小企業診断士試験に合格した篠田直和さん。
合格後は中小企業診断協会を中心に、積極的に活動されています。

中小企業診断協会での活動

――中小企業診断士試験に合格した後、中小企業診断協会には入会されましたか。

2020年6月に、一般社団法人埼玉県中小企業診断協会(以下、埼玉県協会)に入会しました。実務補習のときにご指導いただいた先生が埼玉県協会の所属だったこと、自宅から一番通いやすい協会が埼玉県協会であること、の2点が入会の理由です。

埼玉県協会では、大きく分けて3つの活動をしています。1つ目は研究会での活動で、IT研究会と国際化支援研究会に参加しています。2つ目は協会運営の活動で、新入会員コミュニティの世話役。3つ目は自治体から埼玉県協会が受託した活動で、働き方改革促進事業に参画しています。

――新入会員コミュニティとは何ですか。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、新入会員歓迎イベントや研修会、研究会など、埼玉県協会の新入会員同士や、先輩会員と新入会員が知り合う場が少なくなりました。このことに危機感をもった埼玉県協会の理事の方からオンラインでのコミュニティ発足のお話をいただいたので、世話役として手を挙げました。

新入会員コミュニティには埼玉県協会の理事や先輩会員も参加し、中小企業診断士としてどのような活動をしているか、資格を更新するために必要な実務要件をどのように満たしているのかなど、情報交換をしています。同期と一緒に運営しており、参加者の満足度が高いコミュニティになっています。

――働き方改革促進事業について教えてください。

埼玉県協会が埼玉県から受託した事業で、働き方改革に取り組む中小企業に対して、アドバイザー派遣などの支援をしています。未経験の業務ではありますが、中小企業の支援に必要な能力を身につけるためのチャンスだと思い、アドバイザーに立候補しました。

――さまざまな活動と本業とをどのように両立されていますか。

中小企業診断士としての活動は未経験の業務が多く、見聞きすることが新鮮で面白味があります。登録後1年目、2年目はさまざまな機会をいただけるので、チャンスを生かさないともったいないと思って手を挙げることが多いけれども、積極的に活動しすぎて本業に影響を及ぼさないよう、適切なバランスを模索しています。

現場で通用する力を身に着けたい

――今後、中小企業診断士として挑戦したいことは何ですか。

中小企業の支援や相談など、中小企業と直接関わることができる業務に携わりたいです。
これまで大企業でしか働いたことがなかったので、中小企業の経営者と会話をしたのは、試験合格後の実務補習で経営者にヒアリングをしたときがほぼ初めてでした。今の自分は、勉強して試験に合格したというだけの人です。経営者と会話をして、中小企業診断士として何らかの貢献ができるようになるための能力を開発し、経験を積み、スキルを磨いていきたいです。

――最後に、中小企業診断士試験の受験生に向けて、メッセージをお願いします。

周囲の中小企業診断士を見ていると、年齢が高い方は複数回受験している傾向が強いと思います。そのような受験生に合格していただき、資格の習得に向けて費やした勉強時間を成功や充実というような形で結実させてほしいです。

これまで述べた話が一例かもしれませんが、試験に合格した後は、取り巻く環境が大きく変わります。見聞きする情報や時間の使い方などが大幅に変化して、目新しくて面白いことが多いです。合格を強く願っています。

黒澤 優

黒澤 優 取材の匠メンバー、中小企業診断士

群馬県生まれ、埼玉県出身。大学卒業後、空調設備メーカー、人材サービス会社を経て重工業メーカーに入社。環境・CSR・サステナビリティに関する企画やディスクロージャー業務などに携わる。2021年5月、中小企業診断士登録。埼玉県中小企業診断協会に所属。趣味は、コロナ禍での運動不足の解消を目的として始めたウェイトトレーニング。食事の改善と週1~2回のトレーニングにより体力が増強、身長も約1センチ伸長。

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