【堂田恵耶さんインタビュー】
落ちこぼれ金融マンが「生きる道」を見つけるために

<strong>【堂田恵耶さんインタビュー】<br>落ちこぼれ金融マンが「生きる道」を見つけるために</strong>

【第3回 「新しい世界」を見させてくれた人との出会い】
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【堂田恵耶さんインタビュー】

「定年後は南の島で、独立診断士として働きたい」と語る堂田恵耶さん。

第2回のインタビューでは、2020年度中小企業診断士試験にストレート合格された、その秘訣をうかがいました。ポイントは、合格を見据えた「戦略」を立てること。成績が伸び悩んでいる受験生には、まだまだ諦める必要はないとエールをいただきました。

最終回の今回は、今後のビジョンと中小企業診断士の魅力について、語っていただきます。

「深いコンサルティング」ができる拠点長になる

――生命保険の営業スタッフとして充実したキャリアを歩まれていますが、今後についてどのような展望を描かれていますか。

まずは、「拠点長」になることが目標です。
拠点長というのは、営業職員20ー30名を統括する職位になります。いわゆる管理職です。拠点長は私にとって、入社以来の目標でした。今の仕事の法人営業に立候補したのも、将来営業部隊を束ねる立場になったときに、自らの「営業」の経験が活きると思ったからです。
拠点長に就く目安として、今から3年後、2024年くらいと考えています。

――3年後だとしてもまだ30代前半、とても若い年時で管理職に就かれるのですね。

はい。若くして管理職を経験できる。それが、生命保険会社の魅力でもあります。

――第1回インタビューでは、現在の法人営業のお仕事で、診断士の知識をお客さまへのコンサルティング提案に活かしたいとおっしゃっていました。拠点長という職位でも、中小企業診断士とのシナジーはあるのでしょうか。

お客さまの新規開拓も、営業の重要なお仕事です。
特に全国に数多くある中小企業に対して、アプローチできていない企業がたくさんあります。ただ、全くつながりがない企業へ電話をかけたり、飛び込み営業をしたりしても、今の時代なかなか敷居を跨がせてもらえない。そうした中、中小企業診断士として事業者さまの集まりに顔を出して、人脈を作っていくことが出来れば、顧客開拓の足掛かりになると考えています。

中小企業診断士としての人脈を活かして顧客を開拓し、実務経験を背景に財務や経営にまで踏み込んだ「深いコンサルティングをする」というのが理想です。

保険って、会社の福利厚生や節税、経費削減とすごくリンクしている。間違いなくニーズがあるところなので、本業とリンクさせながら強みを伸ばしていきたいですね。

定年後は、南の島で独立診断士として活動したい

――診断士としての将来のビジョンはありますか。

定年後は、南の島で独立診断士として活動したいですね。2020年度2次試験事例Ⅱに出ていた、ハーブ栽培のX島のようなイメージです。

――ご出身は埼玉ですよね。

はい。ただ診断士業界では、地方で人が足りていないという話を聞きます。特に、九州や四国などでは人手不足が深刻だと。

せっかくやるのであれば、本当に必要とされているところで活動をしていきたいですね。地方に移住しての生活も素敵だなと思います。

「結局、君は何がしたいんだ?」という上司の言葉

――ご自身のパーソナリティとして、どのような人間だと言われることが多いですか。

フットワークを軽く、は意識しています。あとは、「攻めている人間」と言われることがあります。いいなと思ったことには、あまり躊躇しません。上司に対しても、はっきりと意見を言います。

――そうした行動特性は、社会人としてのキャリアを通じて培われたのでしょうか。

元々の性格もあるのだと思います。
ただ、上司から言われて今でも心に残っている言葉があります。
「結局、君は何がしたいんだ?」というものです。今思い返すと、自分の意見を表明せずに、過去のデータや他社の事例に逃げていたことを見透かされていたのだと思います。それ以来、自分がどうしたいのか、しっかりとポジションを示すよう心がけています。

「新しい世界」を見させてくれた診断士という資格

――最後に、現時点で感じる診断士の魅力とはなんでしょうか。

複数のコミュニティに参加して思うこととして、すごく刺激的な人達に出会えます。とても頭の良い方だったり、この人面白いなという方だったり。今までの人生では接点のなかった人達と出会えたことで、間違いなく世界が広がりました。特に独立志向の方々とは、普段の生活ではなかなか出会えません。

いろいろな業界の人が所属しているという、間口の広さが要因にあるのだろうと思います。診断士としての活動はまだこれからという段階ですが、新しい世界を見させてくれた「人との出会い」は、私にとって大きな財産です。

小泉亮太

小泉亮太 取材の匠メンバー、中小企業診断士

1988年生まれ。神奈川県横浜市出身。都内在住。東京大学大学院薬学系研究科修士課程を修了後、日系メーカーに研究開発職として勤務。専門は技術開発、商品開発、消費者調査。2020年までの3年間、タイのバンコクに駐在。2020年度中小企業診断士試験に合格。本業の傍ら、取材記事執筆や補助金申請支援などに従事。東京都中小企業診断士協会城東支部に所属。趣味はテニス、読書、囲碁など。妻とアニメやドラマを楽しむ時間が至福のひと時。

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