【寺本祐太郎さんインタビュー】
勉強は楽しく効率的に。合格でついた自信

<strong>【寺本祐太郎さんインタビュー】<br>勉強は楽しく効率的に。合格でついた自信</strong>

【第1回 診断士試験への挑戦と合格で得られたもの】

【寺本祐太郎さんインタビュー】

海運会社の事業部門で予算管理や収支管理などの仕事に従事する、30代子育て世代の寺本祐太郎さん。2019年に2次試験に合格し、2021年から精力的に診断士活動を始めた寺本さんに診断士試験を志した理由を聞きました。

海外子会社で経営管理に携わりたい

――診断士試験を受けようと思ったきっかけを教えてください。

きっかけは二つあります。
一つは、経営企画部門で会社の数字に触れる仕事が面白い、と思ったことでした。時期は、船の運航管理や顧客対応を行っていた部門から経営企画部門に異動して数年経過した2018年の1月頃。診断士試験について調べてみると、数字だけではなく経営全般が学べることがわかり、面白そうだなと思ったのが始まりです。

もう一つは、診断士資格を取得することで海外子会社に出向して会社の中枢で経営管理に携わるチャンスが得やすくなる、と思ったからです。資格を取得して人事部へのアピール力を高めようと考えました。

――実際に試験勉強を始めてみて、どのようなことを感じましたか? 

思っていたとおり、勉強していて面白いな、と感じました。企業経営理論や財務・会計や経済学はすでに知っていた内容が割と多かったこともあり、スムーズに学習が進みました。一方、経営情報システムはとっつきにくさを感じました。

診断士試験への挑戦と合格がもたらした影響

――診断士資格を取得して、寺本さんにどのような影響がありましたか? 

よい影響がいくつかありました。
まず、財務・会計は本業にそのまま生かせました。意思決定会計など、勉強したからこそできる見方ができるようになりました。その効果は合格する前に感じることができました。

次によかった点は、先行きが見通しにくい変化が激しい世の中で、勤務先の会社に過度に依存せずに済む心の余裕ができたことです。資格を取得していろいろな人と交流できるようになって視野が広がりました。その後にあらためて考えた時に、万が一、会社が急に窮地に陥ったりした場合でも、簡単ではないとは思いますが、努力をすれば食いっぱぐれずに済むと思えるようになりました。

――マイナスの影響があれば教えてください。

あえて言うと、活動に時間を使う点ですね。資格の維持にお金と時間がかかるのはわかってはいたのですが、ここまで多くの時間を使うことになるとは思っていませんでした。家庭では、1歳10か月になる息子の子育てに妻と二人で奮闘しているところなのですが、妻には「診断士活動をするために時間を使わせてほしい」と折に触れて伝えるようにしています。

身近な人の支援に学んだことを役立てていきたい

――今後、取り組んでいこうと思っていることを教えてください。

まずは、本業で「海外の子会社に行きたい」と人事部へのアピールを続けて実現したいです。

次に、文章を書くのが好きなので執筆活動を始めて、続けていきたいです。さらに実務従事などで中小企業の支援に携わりながら、対価をいただけるようなレベルまで成長したいと考えています。これらを実現するため、2021年に入ってから「取材の学校」で講義を受講し、また、東京都の診断士協会の城南支部に所属するなど診断士活動をし始めました。多くの人と関わることができる機会が得られそうで、どんな人がいるのだろうとワクワクしています。

――数年後にこうなっていたい、というイメージはお持ちですか? 

具体的にずばりこう、というのはまだ持っていないです。できることを一つずつ積み上げていって対価がいただけるような価値がある仕事ができるように成長していきたい。そして、出身地の埼玉で事業を営んでいる同級生など身近な人に対して、経営相談ができるようになっていたい、と考えています。

齋藤 昌平

齋藤 昌平 取材の匠メンバー、中小企業診断士

東京都出身。大学卒業後、メーカー2社で約9年半、総務部、人事部、経営企画部、広報部にて業務に携わった後、現在の勤務先である医療系事業会社に入社。以来約7年間、総務部にて固定費の大幅な節減や業務効率改善等を含む広範にわたる管理業務に従事。2020年中小企業診断士登録、東京都診断士協会城西支部に所属。趣味は、サッカー・フットサル、海外サッカー観戦。

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