【じんじょさんインタビュー】
新たな世界を自ら拓く~中小企業診断士という選択~

<strong>【じんじょさんインタビュー】<br>新たな世界を自ら拓く~中小企業診断士という選択~</strong>

【第1回 自身のキャリアに選択肢を持ちたい】

【じんじょさんインタビュー】

「周りの流れに身を任せて生きてきてしまった、という自覚があって…それを強く実感したのが海外駐在中でした」。

中小企業診断士の資格取得は、じんじょさんのキャリアのなかでどのようなターニングポイントであったのか。きっかけやエピソードから、当時の心境の変化をうかがいました。

キャリアパスに違和感を覚えた海外駐在

――数年間タイに赴任されていたそうですね。普段のお仕事について教えていただけますか。

メーカー勤めで商品開発をしています。入社以来ずっと研究開発職です。修士卒で入社10年目になりました。タイのバンコクには2020年まで、丸3年間駐在していました。

――中小企業診断士を目指すきっかけはどういったものだったのでしょうか。

きっかけは、本業一本で仕事をしていくことに不安を覚えたことです。海外赴任1年目、2年目は、徐々にできることが増え自信もついて、たくさんよい経験ができました。一方で、「このままでいいのかな」という思いがずっとありました。

タイに赴任するまで、自分のキャリアについて全然考えずに過ごしてきてしまったのですが、いざ現地に赴き自分のキャリアを振り返ると、朧げながら将来像が見えてきました。会社でのキャリアパスが見えてくるなかで、「自分の望むものからズレてきている」という思いを持ち始めていました。

今思えば、間違いなく海外赴任前後で自分という人間は大きく変化したし、ものすごく成長したと思います。でも何か「会社以外でスキルを身につけたい」と考えたときに、見つけたのが中小企業診断士でした。

――自身の思い描くキャリアとのギャップから、診断士資格の取得を考え始めたのですね。

もともと、海外駐在を自分で希望したわけではなかったこともあります。弊社の場合、一度海外赴任を経験すると2回、3回と駐在するケースも多い。将来子供ができ、あるいは家族の状況次第では、単身赴任で行かざるを得ないかもしれません。それは、自分の望む未来ではありませんでした。

会社への依存度が高いと辞令を断れないという状況が嫌で、会社にしがみつかなくても生きていけるような「選択肢」を持ちたいと思いました。

初めは「資格も取れたらラッキー」くらいのつもりで

――海外駐在中の勉強は、主に「スタディング」の通信講座を利用されていたそうですね。普段勉強はどのくらいのペースでされていたのですか。

私の場合、急いで資格を取らなきゃという思いもなかったので、通勤中や移動中など隙間時間に勉強していました。あとは家でゴロゴロとソファーに転がりながら勉強するなど、当時は気の向くままにやっていた感じです。勉強自体が面白かったので、ついでに資格も取れたらラッキーかなという感覚でした。

「スタディング」は学習時間が自動でレコーディングされているので、記録を見返してみると毎日2時間ほど勉強していた感じですね。1次試験と2次試験トータルの勉強時間は約500時間です。

――あくまで気分転換のような位置づけで、うまく仕事と勉強を両立させていたのですね。

もともと知識欲が強いほうなのですが、診断士試験の内容はそれまで自分のやっていた仕事と全然違いました。本業以外に何か新しいことを学ぶという意味でも、非常に面白かったですね。

何となく周りの流れに身を任せて生きてきた中で、海外駐在を機に「自分のキャリアは自分で考えなければいけない」と思うようになりました。当たり前のことなんですけどね。そういった意味で中小企業診断士試験は、自分で望み、選び取った選択肢でした。

鈴木 友也

鈴木 友也 取材の匠メンバー、中小企業診断士
1987年、愛知県名古屋市生まれ。2010年、名古屋大学文学部人文学科卒業後、教育系出版社に勤務。全国の学校・学習塾を対象とした営業部署を経験後、現在は生産管理・物流管理部署にて全社的な物流と生産統制を担う。2020年度中小企業診断士試験合格、2021年5月中小企業診断士登録。東京都診断士協会城西支部所属。趣味は読書とジャズギター。

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