【成松正樹さんインタビュー】MBA+中小企業診断士~理論と実践力を両輪で鍛えるため養成課程へ~

【成松正樹さんインタビュー】MBA+中小企業診断士~理論と実践力を両輪で鍛えるため養成課程へ~

【第2回 養成課程という道へ】
過去の記事:第1回

【成松正樹さんインタビュー】

様々な苦難に立ち向かい苦労の末、1次試験を突破された成松正樹さん。第2回では養成課程を選択した基準や特色についてうかがいました。

養成課程という選択肢

――養成課程を検討したきっかけを教えてください。

2015年に1次試験を合格し、初めて2次試験を受験しましたが不合格でした。
2016年、今年2次試験が不合格であった場合、来年1次試験をもう一度ゼロから受けることは厳しいなという気持ちがありました。2次試験の勉強を進めながらも、養成課程について調べ始めました。

――養成課程はどういう基準で検討されましたか。

養成課程は受講期間もカリキュラムもそれぞれ違います。自分に合うコースを探すことが重要です。
通学ができるか、仕事を辞めずにカリキュラムをこなせるかなど選択基準は様々です。私が通学した兵庫県立大学は2年制でありますが、主に土日中心のカリキュラムで仕事を辞めずにすむこと、診断実習も「地域密着」「地域中小企業の課題解決」を主眼に置いており自分の価値観と合っていたことから受験を考えました。

――大学院の入試科目はどのようなものですか

入試科目は小論文と面接です。小論文が大問で2問出題されます。小論文対策も中小企業診断士2次試験と親和性があるため、2次試験対策との両立は難しくなかったです。

――試験の手応えはどうでしたか。

小論文は書ききることができましたが、手応えは全く無かったです。これは正解が公表されない中小企業診断士2次試験と同じ感覚ですね。面接は事前に志望理由書の提出が求められており、それに沿って面接が進みました。

結局2回目の中小企業診断士2次試験は不合格でしたが、兵庫県立大学は合格しました。正直ホッとした気持ちが強く、2年間で無事卒業できるように頑張ろうと思いました。

一生の仲間との出会い

――養成課程にはどのような方が参加されていましたか。

兵庫県立大学の養成課程メンバーは16名でした。最高齢の方は69歳。中心層は30代から40代が中心です。
職種は金融機関、製造業が中心です。薬剤師、税理士なども参加され職種も様々です。経営を勉強したいという想いは共通していて、向上心が強い人が集まっていました。

――年齢、職種も様々でいろいろな知識が集められるわけですね。メンバーとは仲が良かったのですか。

2年間この16人のメンバーと勉強したので繋がりは深くなりました。年齢層、職種もバラバラで、自分に無い発想や意見が聞けて勉強になりました。私も診断実習の際に財務担当になり苦戦した時に、同じメンバーの税理士の方に随分と助けられました。
卒業後も月に1回勉強会を開き、2年間継続しています。

――兵庫県立大学の養成課程は卒業すれば中小企業診断士に加えてMBAの学位を取得できるそうですね。これも大きな特徴でしょうか。

講義科目、実習の双方で合格基準に達していれば、中小企業診断士資格とMBAの学位が取得できます。ただし診断実習の評価が悪ければ中小企業診断士は取得できません。卒業の際にMBAは取得できても、中小企業診断士は取得できないということも起こりえます。

――中小企業診断士を取得するためには診断実習の評価がポイントになるわけですね。評価基準は厳しいですか。

全5回の実習のうち、回が進むにつれて、評価基準が上がっていくので大変でした。
通常の講義を1科目でも落とすと卒業できないうえに診断士取得のカリキュラムがあり大変でした。

「講義を休めない」「単位を落とせない」「実習でより高いパフォーマンスを発揮する必要がある 」 という2次試験受験生とは別のプレッシャーがあります。診断実習の際も指導教官から「この評価では落ちるからね」と有難いご指導をいただきました(笑)。

髙岡健司 取材の匠メンバー、中小企業診断士

1975年生まれ。栃木県足利市在住。1997年埼玉大学経済学部卒業後、地方銀行に入行。取引先企業の資金繰り支援や経営改善支援など主に融資業務に従事。2021年に23年間勤務した地方銀行を退職し、総合病院に転職し経理担当業務に従事している。2019年に中小企業診断士登録。二人の男の子の父親として子育て奮闘中。趣味は、お笑い動画を見続けること、浦和レッズを中心としたスポーツ観戦。

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