【福田智浩さんインタビュー】シニア受験生、短期で一発合格を実現

【福田智浩さんインタビュー】シニア受験生、短期で一発合格を実現

【第3回 第2の人生に向けて】
過去の記事:第1回第2回

【福田智浩さんインタビュー】

1次試験はこれまでの知識経験を強みにして乗り越え、2次試験では自分の弱みを受け入れて今の自分に合った勉強方法を模索しました。その結果、7ヶ月という短期で一発合格を勝ち取りました。そんな福田さんに合格後、そしてこれからの活動についておうかがいしました。

合格後の活動

――試験合格してから半年間の活動を教えてください。

2月の実務補習15日コースに行きました。これは身体的にとてもきつかったです。指導の先生とチームメンバー全員が神奈川県民で、診断先と作業場所が全て県内だったのは助かりました。2つ目は、受験生支援団体のタキプロに参加しました。ブログを主として、ウェブ勉強会にも顔を出しています。そして3つ目は、取材の学校に入学しました。これから中小企業診断士となる50人の仲間と共に、2ヶ月間にもわたり取材方法や文章技法を学びました。

――合格する前にイメージしていた活動とのギャップはありましたか。

元々、試験勉強に手一杯で、合格後のことはあまり考えていませんでした。そのため、ギャップというのは無いのかもしれません。でも、たった半年の間に色々なプロフィールの方、年齢・性別・職業がバラバラの方とたくさんお知り合いになることができました。こうした出会いを目的とも手段とも想定していなかったですが、刺激と気付きが多くありとても有難い事だと感じています。

診断士としての活動

――これからの活動予定を教えてください。

私は海外勤務が長かったので、お取引先や知り合いが現地で困っていることを多く見てきました。特に、メーカー系の工場長さんが、海外の現地法人で社長になり、総務人事等で困ることが結構あります。これからどういう出会いがあるかわかりませんけど、そういうところでお役に立つというおぼろげなビジョンがありました。また、古くからの歴史があるようなところで造り酒屋さんとか鉄工所さんとか、そういう歴史があるものを残していくことにも関われたら嬉しいなと思っています。

――今後目指したい人物像を教えてください。

伊能忠敬さんです。江戸時代に全国の測量をして、日本で初めて実測による地図を作った人ですね。あの方がいつから地図を作ったかご存じですか。55歳です。江戸時代の55歳だから、現在のお年でいくと65歳や70歳から始めた感じですね。全国の海岸線を歩き、測量用の車をゴロゴロ引いて正しい地図を作ったのですよ。幕府に反対されても、北海道にまで行き地図作りをしています。彼は千葉でずっと名主をやっていました。ところが50歳を過ぎて江戸に出てきた時に、天文学と出会い、地図の制作をスタートしました。今で言う、第2の人生ですね。

――福田さんにとっては、中小企業診断士の合格が第2の人生ですね。

幸運なことに1度の受験で合格できました。この合格が、第2の人生のスイッチとなってくれればいいなと思っています。

受験生へのメッセージ

――50歳を超えるシニア受験生に向けたメッセージをお願いします。

歳を取ると、若い頃にはできていたことができなくなります。一方で、今までに社会人として積み上げてきた知識や経験があります。そういうことをきちんと振り返り、自分が持っている強みや弱みを踏まえてそれぞれの人に合った勉強のやり方、工夫を探していくことが必要になると思います。遮二無二に頑張って勉強するのは容易ではないことを、診断士試験で改めて実感しました。

――受験生のモチベーションが高まるメッセージをお願いします。

合格してみると、今まで絶対知り合いになれなかった人とつながりができます。これが本当に、とても素晴らしい事です。是非モチベーションを維持して、試験合格にこぎつけるようにしていただきたいなと思います。 

向井 裕人 取材の匠メンバー、中小企業診断士

大阪府出身、福岡県在住。大学院では計算理工学を専攻。修了後は自動車の生産準備を支援する会社に入社して溶接、塗装工場で新ラインの立ち上げに関わる。その後はロボットオフラインシミュレーションソフトの企画・システム開発・展開に従事する。令和2年10月中小企業診断士登録。経営企画室に異動して、現在に至る。福岡県中小企業診断士協会所属。趣味は旅行、写真、英語。

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