【速水健さんインタビュー】
親孝行が高じて資格取得へ。合格後も自己研鑽を続ける原動力に迫る

<strong>【速水健さんインタビュー】<br>親孝行が高じて資格取得へ。合格後も自己研鑽を続ける原動力に迫る</strong>

【第1回 最も支援したい事業者は身近にいた】

【速水健さんインタビュー】

大学を卒業後、国内大手メーカーの技術営業部門で活躍する速水健さん。若手から中堅社員になる過渡期に、新製品開発を手掛ける多忙な日々を送りながら中小企業診断士試験を突破されました。そのエネルギーの源泉はどこにあるのか、お話をうかがいました。 

大手メーカーの技術員として新製品開発に従事する

――現在のお仕事を教えてください。

現在は、自動車内装部材の開発営業をしています。顧客の窓口となる営業部門からニーズの情報がフィードバックされるので、それに合わせた新製品の開発や、既存製品のマーケティングをすることが主な業務です。営業という名前がついている通り、新しいアイテムが開発された際に顧客に直接紹介することもしばしばあります。

――いまの会社に入社されたのは何年前ですか。

今年で6年目になりました。今の会社に新卒で入社してから3年間は、現在のように顧客訪問をする機会は無く、工場内でひたすら商品開発に没頭していました。その過程で、自社のコア技術はどういったものなのか、どういった製造工程を踏んで製品が完成するのかを間近で見てきました。メーカーの核となる部分を近くで感じることができたため、商品開発に携わったことは非常にいい経験でした。

それから現在の開発営業部に移りました。周りのメンバーは中途採用者が多く、社歴に関しては私の方が長いので、新製品開発の際に製造ラインの細かい情報や製造技術の面で何かと頼りにされています。入社後3年間の工場勤務の経験が非常に活きています。

中小企業診断士を志したきっかけ

――中小企業診断士を志したきっかけについて教えてください。

自分ひとりで何かを成し遂げるという経験をしたかったからです。大きい会社にいると、どんな仕事をしても自分だけの成果にならない、というもどかしさがありました。何か自力で達成したいと思った時、中小企業診断士の資格取得が最適だと考えました。

――数ある資格の中で、中小企業診断士を目指されたのはなぜですか。

工場を営んでいる実家の支援をするのに診断士の知識が生かせると考えました。工場は祖父が立ち上げ、今は父が2代目の社長を務めています。作った分だけモノが売れると考える祖父と、選択と集中でリスクを最小限に留めたい父の経営方針の違いから、少しずつ組織全体としてうまくいかなくなってしまいました。そのような状況を少しでも改善したいという想いがあったのも、資格取得を目指した理由のひとつです。少し変わったかたちの親孝行なのかもしれません。

直近では状況が変わり、売却の方向で話が進んでいるようです。思い切って組織を変えるなど大きくテコ入れすることは不要となり、売却までの期間に会社の価値を少しでも上げることが重要な局面に入りました。今後はその手伝いをすることができれば、と思っています。

企業内診断士の強みとは

――今は企業内診断士として活動されているのですね。

独立する考えもあったのですが、しばらくは企業内診断士として活動することを考えています。今所属しているような大きい企業では、ある程度組織が完成されていてオペレーションもしくみ化されています。このしくみを、支援が必要な中小企業に横展開することができるのではないかと考えています。

現在の仕事でインプットをして、その内容を診断士として社外で活動する際にアウトプットする。そのようなことができるのは、企業内診断士ならではの強みだと思います。

小林 忠利

小林 忠利 取材の匠メンバー、中小企業診断士

2020年中小企業診断士試験合格。化学系素材メーカー勤務。入社後6年間、法人営業部門でハウスメーカーやキッチンメーカー、スマートフォンメーカーに対する深耕営業を経験する。趣味は筋トレとガジェット収集。時流に合わせた仕事をすべく、診断士活動の可能性を模索中。

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