【畑田清文さんインタビュー】変わる勇気をもって合格を勝ち取る

【畑田清文さんインタビュー】変わる勇気をもって合格を勝ち取る

【第1回 点と線】 

【畑中清文さんインタビュー】

今回インタビューさせていただいた畑田清文さんは2010年に中小企業診断士受験を開始され、コロナ禍の2020年に見事合格を勝ち取られました。現在は会社員を続ける傍らで、公的機関の支援業務など中小企業診断士としての実務でも活躍されています。中小企業診断士受験にチャレンジすることになったきっかけや、約10年間という長い受験期間の中でどの様にモチベーションを保ち勉強を続けてこられたのか、経験談を語っていただきました。

合格〜登録〜活動開始

――2020年に合格されて翌年の21年に登録されたのですね。

はい。早く登録したかったので、本当は15ポイント取れる実務補習を受講したかったのですけど、取れなくて、3月と7月に実務補習を1回ずつ、あとは民間の実務従事を1回受けて登録しました。

――登録後に診断士としての活動をされているのですか。

今は副業の申請を会社に出していまして、東京都振興公社の飲食業向けの専門家派遣を何件かやらせてもらっています。

幼少期の記憶

――診断士試験にチャレンジするきっかけを教えてください。

上司にすすめられたというのが直接の理由なのですが。合格した後、自分のことを振り返ってみて思い出した話がありまして。
私、実家が蕎麦屋なのですね。地元主催の飲食店向けの講演会がありまして、そこで講演されていたコンサルタントの方に、自分の店を見てほしいとお願いした結果、家業がうまくいった思い出があるのです。

――そのコンサルタントの方は中小企業診断士だったのですか。

ちょっとうろ覚えなのですが、診断士ではなかったかもしれないです。ただ私が今の会社に就職した直後に、そのコンサルタントの方から「中小企業診断士資格を取らせた方がいいよ」と父がアドバイスをいただいたと聞いています。

自分自身もコンサルタントへ

――診断士に登録されて飲食店の支援に関わられていますね。

たまたまです。所属している東京協会城北支部より飲食業向け助成金の専門家派遣のお話があったので手を挙げました。実際に依頼先に訪問してみると、子供のころから両親が働いている姿を間近に見ていたこともあり、飲食店を経営されている方の考えや、お困りごとがよくわかるような気がしています。

――飲食事業者さんの課題は当時も今も変わりませんか。

実際の訪問数はまだまだ少ないのですが、基本的には変わらないように思えます。味の工夫や努力はされているが、お客さんに知ってもらう、まず初回来店してもらうことができずに苦労されているお店が多いと感じます。

生駒 祐介

生駒 祐介 取材の匠メンバー、中小企業診断士

1977年京都府生まれ、さいたま市在住。関西学院大学文学部英文学科卒業後、小泉成器株式会社に入社。営業担当として大手量販店への生活家電の商品提案、販売計画の立案を行う。営業管理職を経て現在は事業企画を担当。埼玉県中小企業診断協会正会員。日本キャッシュフローコーチ協会会員。趣味は食べ歩きと最新家電や健康法を試すこと。

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