【木村桃子さんインタビュー】圧倒的な学習量とSNS活用で一発合格を高得点で果たす

【木村桃子さんインタビュー】圧倒的な学習量とSNS活用で一発合格を高得点で果たす

【第1回 資格学習のスタートは「Twitterアカウント開設」】

【木村桃子さんインタビュー】

人事部門の採用担当に携わりながら、2021年に中小企業診断士の一次試験、二次試験を見事ストレートで合格された木村桃子さん。
SNSを上手に活用した学習法の秘訣を、全3回の連載を通じて語っていただきます。
第1回は、診断士を目指したきっかけについてお話をうかがいました。

将来的なキャリア形成を見据えて診断士試験を決意

――現在のお仕事を教えてください。

現在も含め社会人になってから半分くらいは人事部の採用担当としてキャリアを積み重ねてきました。

――採用担当というとお仕事との関連で診断士資格を志したのでしょうか。

仕事との関連は考えませんでした。候補として行政書士や社労士があり、本当は人事だったら社労士の方が仕事に直結することではあるかなと思ったんですが、他の人がやらない王道のものをやった方が、副業に活かせると思ったのです。大体勉強時間も一緒で、本業に活かすとはちょっと違いますが、将来副業で活かしていきたいなっていう風に思ったので、中小企業診断士を目指しました。

――将来的なビジョンを意識したわけですね。

はい。あとは、大学もいわゆる文系、理系みたいな学校ではなく、経済学とか法務とかを一切学んだことがなくてですね。これを機にビジネスのことを学んでみたいと思ったこともあります。

テキスト購入前に学習用twitterアカウントを開設

――診断士資格を目指されて、具体的に何にまずとりかかりましたか?

最初に資格学習用のtwitterのアカウントを作りました。テキスト購入などの前に、まずそこで情報収集をして予備校をどうするか等の、情報収集をはじめました。

――最初にSNSで受験宣言をして、質問とか情報収集を行ったのですね。

診断士受験者は圧倒的に少なく、参考書とかってレビューとかも読んでもわからなくて、SNSで情報収集するかと思って作りました。

――診断士資格は勉強時間がかなり必要ですが、そうした中でプライベートの時間を勉強に切り替えるのは大変だったと思いますが、どのように折り合いをつけられましたか?

それでいうとコロナ禍で勉強以外することがない状態にはなっていました。私は飲みに行ったりとか、遠出するみたいな過ごし方が多かったのが、何もすることがない状態になってしまったので。ちょっと遊びたいなみたいな時はあったんですけど、勉強しはじめの頃は勉強以外は何もできないみたいな感じだったので、逆にいい時間の使い方ができたかな、と。

――ありがとうございます。コロナあるあるという感じですね。次に具体的な学習についてお聞かせいただきたいと思います。受験勉強を開始した時期ですが、いつから始められましたでしょうか。

はい。2020年の8月末ですかね。予備校の講義がちょうどその時期ぐらいに始まったので、そのスケジュール通りに進みました。twitterも始めたっていうことですね。

一次試験は予備校のカリキュラムをペースメーカーに

――一次試験は予備校のカリキュラムに沿ってすすめていかれたのですか?

はい。学習方法は科目によって変えていて、企業経営理論や運営管理は講義中心で学習していました。特に中小企業経営政策等は、中小企業白書を読むのも大変なので、食事をしている時とかも、何回も何回も流し見をして、耳から覚えるみたいな感じで学習していました。

逆に、経済学や財務会計とかはテキストもうっすら見たんですけど、やっぱりなかなか覚えられないし、理解もできないので、とりあえず見る前にとにかく問題を解きまくるみたいな感じで学習していましたね。経営情報システムや経営法務は、テキストを赤シートでかくして頭に叩き込むような感じで、色々と変えて学習していました。どちらかというと暗記科目が得意な方でした。

小川 浩司

小川 浩司 取材の匠メンバー、中小企業診断士

神奈川県出身。生命保険会社でコールセンター業務をつうじて、年間10,000名を超えるファイナンシャルプランナーの相談業務に携わる企業内診断士。診断士業務と合わせ、「寿司職人」「ワインエキスパート」としてシェアキッチンで飲食業にも携わる。趣味は映画鑑賞で年間100本以上劇場で鑑賞をしている。

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