【木村桃子さんインタビュー】圧倒的な学習量とSNS活用で一発合格を高得点で果たす

【木村桃子さんインタビュー】圧倒的な学習量とSNS活用で一発合格を高得点で果たす

【第2回 頻出問題に絞り込んだ学習】
過去の記事:第1回

【木村桃子さんインタビュー】

人事部門の採用担当に携わりながら、2021年に中小企業診断士の一次試験、二次試験を見事ストレートで合格された木村桃子さん。
SNSを上手に活用した学習法の秘訣を、全3回の連載を通じて語っていただきます。
第2回目は、一次試験の学習方法についてお聞きしました。

学習をルーティン化すればスランプにはなりにくい

ーー診断士試験の量は膨大ですが、勉強計画や進捗管理で工夫された点があれば、教えていただければ、と思います。

そうですね。最初の方は、本当に何をしたらいいかがわからなかったので、こうモチベーション管理も含めて、アプリで勉強時間は全部10分5分単位とかでつけていました。二次試験対策時期になってから、情熱タイマーというアプリがあるんですけど、それがtwitterとかで流行り、受験生の他の人の勉強時間等も見えて、今日の順位は何位みたいな点が確認できるアプリがあったのですが、これでモチベーション管理や、時間管理を行っていました。

ーーアプリ等をうまく活用して、進捗管理、見える化をされていたっていうことですね。そうした中で、メンタル的にも嫌になることもあったと思うんですけれども、気分転換法などがあれば、教えていただければ、と思います。

そうですね。突然気分転換するとかではなくても、生活の中に勉強を組み込んでしまって、ご飯を食べる、歯を磨く、勉強するみたいなルーティンにすると、もうストレスでもなんでもなくなるので、やるのが当たり前みたいな感じになるんですね。二次試験まで、本当に毎日同じ生活をしていましたね。何時から何時に勉強する、寝る、仕事に行くとか、そのルーティンは絶対に崩さないようにしていました。1日でもやらなくなるともう嫌になってしまい、ゴールデンウィーク明けから二次試験までは一次試験の次の日の自己採点をした日以外は、学習をしない日はなかったですね。多分ずっと同じ生活をしていました。

毎日のスケジュールの中に勉強を、それこそ習慣づけで、来られたっていうことで、嫌だなとかもなかったですね。普通にいつも通りやるみたいな感じでした。

一次試験は500点を超える高得点でクリア

ーーそしてむかえた一次試験。試験が終わった瞬間、もうこれは絶対大丈夫っていう手応えはありましたですか。


全然。「もう落ちたわ」って思ったくらいでした。特に経営情報システムは自信があった問題が数問しかなくて、本当にダメかもしれないという風に思って、結構暗い気持ちで、試験会場の早稲田大学からとても暗い気持ちで帰りました。

ーーそうでしたか。とはいえ500点を超える高得点でクリアされたとのこと。二次試験にお話の方を移らせていただきたいと思います。二次試験も、やはり、予備校のカリキュラムに順じてスタートされたような感じだったでしょうか。

二次試験に関しては、カリキュラムよりかなり早いスピードで進めていたかなっていう風に思います。ストレート合格を目指すとすると予備校のスケジュールでは間に合わないかなって思ったのです。
一次試験が終わってから二次対策講座が本格的にスタートするのですが、その前もずっと二次試験の学習は続けていた感じですね。

ーー二次試験については、予備校のカリキュラムに乗っかるというよりも、ご自身で、どんどん過去問とかを進められていたっていうような形なんですかね。

過去問演習がメインでしたね。講義や動画等をそんなに一生懸命見ていてという感じではなかったです。

ーー一次試験の学習と二次試験の学習のトータル学習時間はどのくらいでしょうか。

一次試験が920時間で、二次試験が400時間でした。

ーー時間捻出もストレート合格の秘訣ですね。ありがとうございます。

小川 浩司

小川 浩司 取材の匠メンバー、中小企業診断士

神奈川県出身。生命保険会社でコールセンター業務をつうじて、年間10,000名を超えるファイナンシャルプランナーの相談業務に携わる企業内診断士。診断士業務と合わせ、「寿司職人」「ワインエキスパート」としてシェアキッチンで飲食業にも携わる。趣味は映画鑑賞で年間100本以上劇場で鑑賞をしている。

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