【金子典正さんインタビュー】養成課程で得た実践力とタテヨコの人脈を活かし中小企業診断士として飛躍する

【金子典正さんインタビュー】養成課程で得た実践力とタテヨコの人脈を活かし中小企業診断士として飛躍する

【第3回 養成課程、そして中小企業診断士のススメ】
過去の記事:第1回第2回

【金子典正さんインタビュー】

情報システム企業に勤務しながら、日本マンパワーでの中小企業診断士養成課程(以下、養成課程)を修了、2020年5月に中小企業診断士登録をされ、既に中小企業診断士として活躍中の金子典正さん。

第3回では金子さんから見た養成課程をおすすめできる人やできない人の特徴、中小企業診断士としての活動状況や将来像、そして挑戦しようか悩んでいる人へのアドバイスについてうかがいました。

チームで課題に取り組むことが得意な人は養成課程がおすすめ

――金子さんご自身や他の卒業生を見てきた中で、養成課程をおすすめできない人の特徴はありますか。

1年間24名の同じメンバーで授業や実習を行うので、人と関わるのが苦手な方や、グループの中で我を張りすぎてしまう、他の人と調整を付けていくことが苦手な人には正直養成課程は向かないかなと思います。

――逆に、こういう人には養成課程をおすすめできるという人の特徴はありますか。

チームで課題に取り組むのが得意な人や、できるように自分を鍛えなおさなければいけないと考えられる人であれば身に付くことが多いと思います。人とうまくコミュニケーションをとることができるかという部分は面接試験で見られていると思いますので、その能力が重要だという気はしています。

自分の仕事で直接喜んだ顔が見えることがやりがい

――現在の金子さんの中小企業診断士としての活動状況を教えてください。

直近では補助金の申請支援を養成課程の先輩・同期と合計4名でチームを組んで取り組み、支援した5件すべて採択となりました。これは、チームで取り組むことで、養成課程を通じて認識したそれぞれの得意分野や不得意分野を補い合えたこと、また書いたものを相互に読んでフィードバックすることで独りよがりにならないように気を付けていたことが結果につながったと思います。

また、妻がカフェをやっているのですが、出店場所を選ぶ際の交通量調査や助成金の申請書作成も手伝いました。中小企業を応援する中小企業診断士が開業を反対するという選択肢はないので、お金は出していないですが労力を供しています。昨日も通称「マスター」としてお店に立ちました(笑)。

――今後、中小企業診断士の資格をどのように活かしていきたいと思われていますか。

副業としての診断士活動を通じて、いろいろな小規模事業者、個人店のような飲食店を回って支援などをさせていただいて、直接喜んでいただける顔がみられるところに今すごくやりがいを感じています。

企業内で、取引相手が大企業、自分は業務の中の一部、となると自分のやっている仕事がどれだけ世の中の役に立っているかわからなくなりがちだと思います。その中で、 「金子さんが来てくれてよかった」や「これで新しい事業ができます」と直接言われるのがすごくうれしくて、モチベーションになるので、これらの支援は何らかの形で今後も続けていきたいと考えています。

試験はあくまで人生を有意義にするための手段、優先順位を考えて挑戦を!

――最後に読者の方、特に養成課程への挑戦も視野に入れている受験生の方へメッセージをお願いします。

養成課程に進まれる方はかなりの強い意志を持っていると思いますので、そのままぜひがんばってほしいです。受験を続けるか悩んでいるという方は、私自身も長年の受験生活で苦労した経験もあり、続けるのも辞めるのも苦しい、という気持ちはよくわかります。

私としては、ここまでがんばってきてよかったなと思うので、ぜひ皆さんにもがんばってもらいたいですが、一方で無理しすぎないでほしいなとも思います。試験に合格するのも人生を有意義にするための一つの手段でしかないので、仕事や家庭も含めて、なぜ中小企業診断士になりたいのか、自分にとっての人生の優先順位は何かをよく考えてもらえればいいなと思います。

勝田 慶

勝田 慶 取材の匠メンバー、中小企業診断士
1988年生まれ、三重県出身、千葉県柏市在住。一橋大学社会学部社会学科卒業後、2012年に鉄鋼メーカーに入社、工場人事、協力会社連携、海外営業を経て、現在地方支店での営業に従事。2022年5月より第二子誕生に伴い約1年間の育児休業を取得中。2021年度中小企業診断士試験合格、2022年度登録。趣味は料理、スポーツ観戦、大喜利。「地方の中小企業から日本を元気にすること」に貢献したい。

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