【豊田崇文さんインタビュー】最大効率を貫く秘訣とは?ストレート合格実現の心構えに迫る

【豊田崇文さんインタビュー】最大効率を貫く秘訣とは?ストレート合格実現の心構えに迫る

【第3回 合格後の世界を胸に!受験生に伝えたい心構え】
過去の記事:第1回第2回

【豊田崇文さんインタビュー】

2021年度に中小企業診断士試験初挑戦で合格をはたした、食品飲料メーカー勤務の豊田崇文さん。受験前後のご経験から得た気づきや受験の心構えを、3回シリーズでお届けします。最終回は、合格後の変化や今後の展望について、お話をうかがいました。

想像以上の景色だった中小企業診断士の世界

――合格後お仕事面で変化はありましたか。

勉強開始前に想定していたレベルよりもはるかに知識が身につき、社内の業務理解が深まりました。その結果、自分から色々と質問ができ、意見の発信もできるようになりました。おかげで会話が増え、他部署と信頼関係を深められたと感じています。

――質問力と発信力に繋がったのですね!仕事以外の部分で変化はありましたか。

色々な方と出会えたこと、そしてこれからも出会えることでしょうか。受験生時代には全く想像していなかったことで、今も刺激をもらっています。今後も様々な価値観や属性の方々と交流できることは、自分の肥やしになると思います。また、社外に通用するスキルや経験の習得を意識する方々と交流することで、外向き思考の人間になれると感じています。このような考え方を会社にも還元し、従業員の1つのロールモデルになれればと考えています。

――会社を大切にされていますね!中小企業診断士独自の活動は何を想定されていますか。

まだ模索中ですが、まずは、人とのつながりをいかし、様々な場所に顔を出したいと思います。また、何かアウトプットしたいという気持ちもあります。会社に何かを還元するとしても、将来的に自分で何か取り組むとしても、実績と自信が必要になると思いますので。そのためにもコンサルなどの経験を積みたいと考えています。

未来も笑顔と共に

――将来的にはどのようなキャリアを歩まれたいですか。

5年後には、コンサル業務などを通じて積み重ねた経験を、会社の経営に活かしたいです。

――10年後はいかがでしょうか。

人生100年時代と言われる世の中ですので、将来何をするのか、定年までには方向性を決めたいと考えています。それまでは、コンサル業務に携わりながら、自分に合った専門性を身につけていこうと思っています。将来に向けて、専門性の模索とネットワーキングを継続していくようなイメージですね。

――将来という観点で、豊田さんは30年後にどのような社会を眺めていたいですか。

ずいぶん大きな話になりましたね、答えるのが恥ずかしいです(笑)。やはり、日本が元気になっていてほしい、という思いがあります。日本が好きですので。そのためには、日本に住む人が、豊かに、楽しく、笑顔でいることが大切なのだと思います。今は職場の経営企画部で、会社を元気にすることに注力していますが、根底はこの思いとつながっているのかなと。会社を元気にすることで、消費者の元気にも寄与できればと思います。
また、地域に貢献したい思いもあります。私は宮城県出身なのですが、東日本大震災のとき、何もできなかったことが、ずっと心に残っています。今は経験を積む期間としていますが、将来的には、地元に恩返しをしたいですね。また、趣味の旅行で訪れた各地も、どこもとても魅力的でしたので、ぜひ盛り上げていきたいです。地域を盛り上げ、日本の元気につなげていきたいです。

――素敵ですね!笑顔を大切にされる豊田さんの価値観とつながっている気がします。最後に、受験生へメッセージをお願いします!

診断士試験は範囲が広く、気の遠くなる試験かもしれませんが、とにかく自分を信じて、楽しみながら取り組んでほしいと思います。努力した分は必ず返ってきますので。そこは心に留めておいていただければなと。また、合格後にみえる景色やネットワークは、受験生時代の想像と全く異なります。合格後はそれまでとは違った楽しい世界が待っています。その将来も想像しながら、試験勉強を楽しんでいただければと思います。


鈴木 ななせ

鈴木 ななせ 取材の匠メンバー、中小企業診断士
福島県生まれ、早稲田大学政治経済学部卒業。多摩美術大学クリエーターリーダーシッププログラム5期卒業生。「デザイン経営で中小企業発展に貢献すること」を目指す。現在は、総合商社にて資源領域の事業開発やプロジェクトマネジメント、及び街づくり事業などに従事、企業内診断士として活動中。趣味は家族孝行と美味しい体験。2022年1月中小企業診断士登録。

拓け!中小企業診断士の扉~受験奮闘編~カテゴリの最新記事