【依田彩那さんインタビュー】中小企業診断士で人とつながりたい!その想いを一発合格で実現したこだわりの試験対策

【依田彩那さんインタビュー】中小企業診断士で人とつながりたい!その想いを一発合格で実現したこだわりの試験対策

【第1回 根本、ひとが好き】

【依田彩那さんインタビュー】

2020年3月。コロナ禍で起きた想定外の生活の変化。活動自粛、在宅勤務により新たに生まれた時間を活用し中小企業診断士試験に挑戦した依田さん。ただし1次試験まではわずか4カ月。今回は中小企業診断士を目指したきっかけから合格を見据えた試験対策についてうかがいました。

人事の魅力

――今のお仕事を教えてください。

新卒で自動車部品メーカーに入社し1年間の研修を終えた後、人事部で4年、営業部に1年いました。最近転職し、現在はIT企業の人事部門で採用・教育を中心に担当しています。

――中小企業診断士になったことは今回の転職に影響を与えましたか

中小企業診断士になる前は「今より大きい会社」「もっと大きな仕事」がいいなと、漠然とした思いで転職を考えていました。ですが中小企業診断士になってからは交流する中小企業診断士の方々の積極的なキャリア形成への姿勢に感化され、それが自分のキャリアをきちんと見つめ直そうという考えにつながりました。また、診断士活動の中でIT企業に勤務される方々と接する機会が増え、「これから伸びていくのはこれだ」と思ったことがIT業界を目指すことにつながっています。そういう意味で今回の転職には大きな影響を与えています。

――転職後も人事部門で働かれているということですが、依田さんにとっての人事の魅力を教えてください。

「人が好き」というのを一番体現できる場所が人事の現場かな、と思っています。みんなが楽しく働いてほしいとか、どうやったら自分の思いを実現させながら働いてもらえるのだろうか、といったところに自分の気持ちが向くのを感じたときに、やっぱり人事が一番楽しいなと思います。多分、根本は人が好きだから、人事の仕事を楽しめているのだと思います。

人脈の広がりを求め中小企業診断士へ

――中小企業診断士を目指したきっかけを教えてください。

人脈を作りたかったからです。学生時代の友人とか会社の人とのつながりはあるけど、この先新しい友達をどう作っていくのだろうと考えたときに、共通言語で話ができたり、自分の成長が高まるような場所が欲しいな、と思っていました。そのときたまたま既に保有している社会保険労務士と相性がいい資格は何かな、と調べていたときに中小企業診断士を見つけて「人脈広がりそう!」と思ったのが最初です。

実際に勉強を始めたのは新型コロナウィルスの感染が本格化してきた2020年3月でした。飲み会も自粛、土日も遊びに行けない。じゃあ勉強しようかと(笑)。そういえば中小企業診断士があったなあ、ということでそのまま勉強に突入しました。

――2020年は東京オリンピック開催の影響で1次試験が例年より早い7月でしたね。試験日まで4カ月しかありませんでした。

最初の目標は科目合格に置きました。科目は2次試験と関連するものは1次と2次でセットで勉強したほうがよい、という記事をネットで目にしたので、「企業経営理論」「運営管理」「財務会計」には手をつけず、また「中小企業経営・中小企業政策」は中小企業白書の最新版がまだなかったので「経済学・経済政策」「経営法務」「経営情報システム」に絞って勉強していきました。

教材は通信教育の「診断士ゼミナール」にしました。 ちょうど在宅勤務が始まり通勤時間が浮いたのでその時間も使って勉強を続けると、5月のゴールデンウィーク前までにテキストも過去問も一通り手をつけられたところまできました。「もしかしたらもうちょっといけるかもしれないな」と思い、目標を科目合格から1次試験合格に修正。他の科目の勉強も始めてそのまま7月まで突っ走りました。




MASA

MASA 取材の匠メンバー、中小企業診断士
東京都出身。クレジットカード会社、情報処理会社等で主に企画系部門を経験。2021年中小企業診断士登録の駆け出し中小企業診断士。「日本を支える中小企業を元気に!」という思いを胸に日々活動しています。

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