【依田彩那さんインタビュー】中小企業診断士で人とつながりたい!その想いを一発合格で実現したこだわりの試験対策

【依田彩那さんインタビュー】中小企業診断士で人とつながりたい!その想いを一発合格で実現したこだわりの試験対策

【第2回 短期決戦への挑戦】
過去の記事:第1回

【依田彩那さんインタビュー】

1次試験までの時間はわずか4カ月。いかに効率的に勉強を進めるか?が勝負を分ける。以前にも社会保険労務士試験をわずか6カ月の勉強で一発合格を果たしている依田さん。社労士試験での経験を踏まえた試験対策についてうかがいました。

過去問中心、模試はやらない

――勉強は診断士ゼミナールの教材だけですか?

診断士ゼミナールのテキストと、あとは過去問ですね。過去問は6年分を5回か、5年分を6回。とにかく過去問を繰り返しこなしているうちに、これはいける、7月に間に合う、と思うようになりました。ちなみに模試は受けていません。

――目標を小さく置いてクリアしたら次の目標を置く。模試はやらない。方針が明確でご自分に合った勉強法を持っているように思います。2次試験の対策は1次試験が終わってから手を付けたのですか?

はい。目標が1次試験突破でしたので2次試験対策は全くしていませんでした。診断士ゼミナールからは2次試験用のテキストが6月くらいに届いていたのですが、受験まで残り1カ月のタイミングでこれをやったら1次試験の知識が吹っ飛ぶなと思ったんです。2次試験は一切手を付けずに1次試験だけでやりきろうと決めたのでテキストには一切触れていませんでした。

1次試験の自己採点で合格を確信したときは「やばい!2次試験やらなきゃ!」と(笑)。でもどう勉強したらいいかもわからなくて。ネットを見てみると2次試験の勉強を1次試験と並行している人の話を結構目にして本当に焦りました。

 

2次試験対策も過去問中心、模試はやらない

――そこからどういう対策を立てたのですか?2次試験まで4カ月です。

社会保険労務士試験の経験から「とにかく迷ったら過去問」という考えが根本にありました。実は1次試験で模試を受けなかった理由のひとつとして、過去問が最良の問題だとしたら、模試とかであえて振り回されるのではなくて、過去問で力試しすればいい、という考えがあったからです。ですので、まずは過去問の1ページ目を開いて1問目を解いて…そして、絶望(笑)。

――2次試験対策も診断士ゼミナール一本で進めたのですか?

診断士ゼミナールの指導がユニークで、教材は1次試験の復習編のような薄いテキストと過去問の解説がついているだけなのですが、自分で選んでもう一社、他社の過去問集を買いなさい、と教えられました。2次試験も模試は受けませんでした。模試も作問者が違うと、特にあれだけ文章が書いてあるものだと傾向が全然変わるだろうな、と思っていましたので。試験対策としては、最新年度の過去問を最後に残しておいて試験1カ月前に試験時間から休憩時間も含め本番と同じ状況で解きました。「これが私の模試だ」と定義付けていましたね。

――2次試験は正答が公表されていませんが、答え合わせはどうしていたのですか?

いわゆる「写経」もやってみたのですが、全く意味を理解できませんでした。それで改めて二種類の過去問集の活用を考えた結果、まずそれぞれの解答に共通して書いてあることはそれを正答としましょう。では解答が違うときはどうするか?その場合は、最終的には自分の中で納得するのはどちらか、自分に合うものは何だろう、という点を基準に採用しました。
つまり設問1はこっちの解答案で、設問2はこっち。設問3は両方の解答の折衷案がよいのかな、と考えたり、自分の解答にはこの要素とこの要素が共通して入っているからOKとする、という要領です。 自分ができないことはやらない、と決めたのはよかったと思います。




MASA

MASA 取材の匠メンバー、中小企業診断士
東京都出身。クレジットカード会社、情報処理会社等で主に企画系部門を経験。2021年中小企業診断士登録の駆け出し中小企業診断士。「日本を支える中小企業を元気に!」という思いを胸に日々活動しています。

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