【依田彩那さんインタビュー】中小企業診断士で人とつながりたい!その想いを一発合格で実現したこだわりの試験対策

【依田彩那さんインタビュー】中小企業診断士で人とつながりたい!その想いを一発合格で実現したこだわりの試験対策

【第3回 合格の先にある世界】
過去の記事:第1回第2回

【依田彩那さんインタビュー】

「過去問中心、模試は受けない」こだわりの試験対策によって2次筆記試験も見事一発で突破した依田さん。そして、中小企業診断士活動を通して着実に人脈を広げつつある依田さんに今の思いをうかがいました。

そして新たな出会いへ

――いよいよ2次試験となるわけですが手ごたえはいかがでしたか?

事例Ⅰが過去問の傾向と全く異なっていたのでいきなり戸惑いました。逆にその瞬間吹っ切れて「試験を楽しもう!」と(笑)。問題を解く、というよりこの事例を楽しもうというモードに切り替わったんです。特に事例Ⅱは楽しかったですね。でも事例Ⅲの途中あたりから怪しくなって、事例Ⅳになるともう難しくて歯が立たない。もう楽しむどころではない。ただ事例Ⅳはあらかじめ「いかに部分点をもらえるか」を重視して勉強していたので、最終的な答えはわからないけれど「私はここまではわかっているんだぞ」ということをアピールするため、計算過程を事細かに記述しました。それこそ「そんな計算式は書くまでもないだろう」というような計算過程も小さい解答欄に全部書き残しました。試験が全部終わった時には、さすがに燃え尽きましたね。

――2次試験の次は口述試験です。こちらの対策は?

2次試験のときと一緒で、合格してから「どうしよう」と(笑)。とりあえずネットで見つけた受験生支援団体の口述試験セミナーを受けましたが、周りの人がすらすら答えているのを目の当たりにして正直焦りました。その後1週間かけて2次試験の事例を読み込み、1問1答できるようひたすら頭に叩き込みました。

――現在は中小企業診断士の活動も始め人脈もできてきたと思います。自分の中の変化を感じられることはありますか? 

言葉で表現するのが難しいのですが、中小企業診断士として活動する中で私が知らない知識がこんなにあったんだな、と実感するようになりました。知らないということがわかるというか。様々な知識に精通している中小企業診断士の方々との交流を重ねるうちに、どうすればそういった「知らなかった知識」がわかるようになるか、ということも徐々にわかってくるんです。

また、いろいろなキャリアを自ら積極的に形成していく中小企業診断士の方たちからたくさんの刺激をいただいたおかげで、自分が本当にやりたいことは何だろうか、ということを考えながら転職活動ができたんだと思います。あとは自分の応援団が増えました。Facebookに転職活動のことを投稿するといろんなアドバイスを返してくれたり、単純に「がんばれ!」って応援してくれた方もいます。私の周りにいる中小企業診断士の方たちには自分のモチベーションをアップさせてくれるメンバーが本当にいっぱいいるんです。学びの機会も増えるしモチベーションも高まる。趣味への時間は多少削らなきゃなりませんが、それ以上に今まで得られなかったものが得られるっていう楽しさがあります。

――中小企業診断士として今後の活動のプランは?

とにかく今はいろいろなことを経験して中小企業診断士として足りないスキルを補っていきたいと思っています。ただ、やはり根本は人が好きというのがあるので、ゆくゆくは人事に精通した中小企業診断士になりたいと思います。本業はやっぱりがんばらなきゃいけない。ちゃんとキャリアを考えながらやっていきたいです。

――最後に受験生および受験を考えている方に一言アドバイスをお願いします。

中小企業診断士の活動で自分が今まで見えていなかった世界に出会えます。人生、というと大げさですが、生活が楽しくなると思います。それは趣味のコミュニティとか、学生時代や会社での付き合いとは全く違う色の付け方をしてくれます。大変なこともすごく多いし、苦労する部分はたくさんあると思いますが、目指して損はないし、きっと見える世界が変わります。 一緒に活動ができるのを楽しみにしています!



MASA

MASA 取材の匠メンバー、中小企業診断士
東京都出身。クレジットカード会社、情報処理会社等で主に企画系部門を経験。2021年中小企業診断士登録の駆け出し中小企業診断士。「日本を支える中小企業を元気に!」という思いを胸に日々活動しています。

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