【飯高麻由子さんインタビュー】試行錯誤の末たどり着いた自分に合った勉強法で見事合格!そして、その先にあるもの

【飯高麻由子さんインタビュー】試行錯誤の末たどり着いた自分に合った勉強法で見事合格!そして、その先にあるもの

【第1回 中小企業診断士が遠い存在から近くへ】

金融機関で個人から法人まで幅広いお客様にサービスを提供している飯高さん。2021年に中小企業診断士試験の合格を見事に勝ち取りました。しかし、合格の裏では試行錯誤を繰り返したゆまぬ努力をしている飯高さんの姿がありました。第1回は、中小企業診断士試験の受験のきっかけ、そこから試験への対策の入り口としてどのようなことをしたのか、お話をうかがいました。

現在のお仕事と中小企業診断士試験の受験のきっかけ

――現在はどのようなお仕事をされていますか。

現在は、金融機関で相続に関する業務を行っています。具体的には、遺言書の作成サポート、お亡くなりになられてからの遺産整理のお手伝いなどをやっています。現在の仕事は4年目になりますが、それまでは窓口での接客業務や融資業務を担当したこともありまして、幅広い業務を経験しています。一時、千葉に在住していたこともありその時は今の金融機関ではなく、別のところに出向していて、相続関係のノウハウを学んでいました。

――担当する業務の関係で中小企業診断士を目指したのですか。

いいえ、中小企業診断士試験の内容が今の業務に活きているところはもちろんありますが、目指すきっかけは別です。直接的なきっかけは、私の同期が中小企業診断士の資格を取ったことでした。それまで、私は中小企業診断士なんてすごく頭のいい人が取る資格、私が取るなんて考えられないと思っていました。ですが、同期が取ったと聞いて、中小企業診断士という資格が、とても身近に感じられるようになりました。さらに、その同期と話す機会があったのですが、「飯高さんも頑張ってみなよ」と後押ししてくれて、それで中小企業診断士を目指そうと思ったのがきっかけですね。

試験対策の入り口

――中小企業診断士を目指すこととなって、まず最初にどんなことをしましたか。

はい、対策の入り口として私は幸いでした。と、言うのも私の職場では中小企業診断士のスクーリングと言って、資格を取る人を斡旋する制度があったのです。毎年中小企業診断士を目指す方に向けて、一年にわたり特別に講師を招き講義をやってもらえる機会がありました。だから、目指そうと思って最初にこの制度に申し込みをしました。

――スクーリングで情報収集したのですか。

そうですね。この制度のおかげで、一般的にはどの教材にしようか、スケジュールはどうしようか、いつ試験があるのかなど、まずはそこの情報収集から始めると思いますが、私の場合はそういった情報はあらかじめあったというところはあります。ですが、今考えればこの制度を使っていたために、受験勉強に費やす時間が長引いてしまったのかもしれません。

――どのくらい受験勉強に費やしたのですか。

実は私は多年度生です。1次試験は6回、2次試験は3回受けています。初めて1次試験を受けた時は、財務会計と経済学の2科目を科目合格できました。翌年にあたる2回目の1次試験では、恥ずかしながら1科目も科目合格することができませんでした。3年目、ここで全科目合格できないと2科目分の合格が無効になってしまうということで、背水の陣で臨んだ3年目だったのですが、残念ながら2科目しか合格できず、1次試験を突破することはできませんでした。

――その後はどうなったのでしょうか。

そこであきらめずに翌年も受験しました。4年目も残り5科目のうち2科目しか合格できなかったですが、5年目には最後に残った3科目に合格して、無事に1次試験を突破することができました。

――1次試験を突破となれば、次は2次試験ですね。

1次試験を突破したその年に2次試験を受験しました。しかし、あえなくその年の2次試験は敗退し、翌年の2次試験も突破することはできませんでした。そのさらに翌年に1次試験、2次試験ともに突破し合格を勝ち取ることができました。






山崎 貴彦

山崎 貴彦 取材の匠メンバー、中小企業診断士
群馬県出身、群馬県在住。大学卒業後、農業協同組合に就職。融資審査、債権管理、経営企画、各種会計、リスク管理など幅広い業務に従事する。2023年に経営コンサルティング会社へ転職し、中小企業を中心とした経営支援に従事。2022年中小企業診断士登録。趣味はサッカー・旅行。

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