子供の宿題から得た気づき

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皆様こんにちは。
売れプロ8期生の佐藤 康平(さとう こうへい)です。

ある日、子供(小2)から宿題を見るように頼まれました。
国語の宿題の一つ「おんどく」を聞いてほしいということでした。
「おんどく」は国語の教科書に書かれた文章をそのまま音読するというものです。
読み終えたら、評価項目の採点を音読カードに記入し、完了のサインをします。

評価項目は、
 

・元気よく大きな声ではっきり読む
・間違えずに正しく読む
・気持ちをこめて読む
・「。」や「、」に気をつけて読む

で、これらを

◎:よくできた
〇:まあまあできた
△:あまりできなかった

で評価します。

私は評価項目をしっかり採点するために、子供の隣に座って教科書を一緒に見ながら音読を聞きました。以下、そのやり取りです。

子「おにごっこは、
私「ちょっと声でかくね?そんなに大声出さなくていいよ」
子「おにごっこは、どうぐが何もなくても、みんなでできる楽しいあそびです。おにごっこには、さまざまなあそびがあります
私「さまざまなあそびかた、ね」
子「さまざまなあそびかたがありますどんなあそび…」
私「あります、のあとに「。」があるからひと呼吸置いてからおいてから次ね」
子「さまざまなあそびかたがあります。どんなあそびがあるのでしょうか」
私「どんなあそびかた、ね。さっきも”かた”を抜かしたよ」
子「どんなあそびかたがあるのでしょうか。あそびかたの一つにてつぼうより…
私「一つにのあとにも「、」があるからここも少し開けてから読むよ」
子「てつぼうよりむこうににげてはだめなど…
私「声小さくね?聞こえないんだけど」

さてこのやり取りを聞いて皆さんどう思いますか?
…この親、全然ダメですよね(笑)

この親、つまり私は子供のためだと思って、評価項目の採点をしっかりやろうとしすぎるあまり、子供のやる気をなくし、もともと子供が持っていた強み(元気よく大きな声ではっきり読む)までなくすような対応をしています。

まずは本人に気持ちよく最後まで音読させることが大切であり、細かい誤りの指摘は伝え方を工夫しないとかえって逆効果になることを実感しました。
そして私はこれに似たようなことを会社の部下に対してもやっているかもしれないな、と思いました。

子供の場合はあからさまに不機嫌な表情になり、声の大きさや言い方も変わるので、自分の対応が本人にとって良くないようだ、その場で気づくことができました。しかし相手が大人の場合はどうでしょうか。大人は子供のようなあからさまな反応をせず、感情を抑えようとすることが多いので、よほどの訓練をしてきた人でないと、その場ですぐに相手の気持ちの変化に気づくことは難しいかもしれません。

さらに、企業のコンサルティングで社長にヒアリングする場面でも同じようなことが起こる可能性があります。自分がチェックしたい観点やその評価を気にしすぎるあまり、相手がどんな気持ちで対応しているのか、気にかけない対応をしてしまうということが起こるかもしれません。相手の弱みばかりに目が行き、本来持っている強みに気づかず、そればかりか相手のモチベーションも下げてしまうのです。

子供は上記のような対応をする私には当面宿題を見てほしいとは思わなくなるでしょう。それと同じように、このような対応をするコンサルタントには、よほどの信頼関係が構築されていない限り、社長は積極的にコンサルティングを依頼する気にはならないでしょう。

子供の宿題の対応をしていてそんな気づきがありました。そして、今後どうしたら子供がまた私に宿題をみてほしいと言ってもらえるようになるのか、考えています。

最後までお読みいただきありがとうございました。
佐藤 康平